私の最初期の研究は、経済・産業の振興のための人材育成のための理科教育でした。しかし、直ぐに分かったのは、日本の経済・産業のコアになる人材は育てるのではなく、元々いるのです。文系が多くを占める小学校教員や、中途半端な理系の理科教員は、その子達にとって邪魔なのです。実はそれは経済・産業界は今から半世紀前に気づいていました。しかし、教師は気づきたくないので気づかなかった。
これって最近のICT教育も同じです。
日本のコアを守る人材は、積極的な教育より、邪魔しないことが大事です。
これは偏差値70以上の高校教師ならば、いやというほど理解しています。だから本当に賢い人材は、一条校を捨て、日本を捨てます。それが分からない学校社会が滑稽です。