研究者なので、いままでこうだったから、ではなく、こうあるべきだ、となります。
この4年間、特に今年度は、それを徹底することを己に強いました。
私の中にある常識が私を強います。でも、負けません。一番いい方法は、情報遮断して、限られた情報発信すること。
結局、セオリー通りでした。
私が40年間の教師生活で到達した境地は、自身の幸せを自慢し、それに至る道筋を聞かれたら応えるというものです。そして、老いてはわがままになることがロールモデルになります。
でも、誘惑があります。38年前に封印した、教え子への猫かわいがり。したいな~。本当は可愛いんだもん。宗教と言われ、変な研究室を言われたのに選んだ人たちです。一瞬だけ自分を許してもいいかも。
私が高校教師時代。子どもたちが登校すると、私の前に列をなします。
女子生徒は抱っこします。そして、高い高いをします。
男子生徒は抱っこします。そして、ベロベロなめます。高い高いをします。子どもたちは「きったね~」といいますが、列の後ろに並び直します。
これが私の教師としての原点です。
救いがない。でも、それをやりつづけて、罪深いのは、それを私は喜んでいた。
封印しました。
でも、最後の年ぐらいは、緩めても。ただし、大学生は高校生と違いますからね。