私は最近は「今生の別れ」を宣言します。冗談ではなく、退職後はゼミ生であっても会えないと思います。オンラインゼミ生と講演会の主催者とだけ関わる生活に移行します。もちろん、本の執筆、講演は続けますが、大学で気軽に会うことはないでしょう。退職後に合うとしたら、家族の時間を乱します。だからしません。
本日の『学び合い』の会で、ある人から質問されました。「西川先生はゼミ生に対して素っ気ないし、今生の別れと言う。でも、全然冷たくない。何故ですか?」
私の応えは以下の通り。
「リードする子は本心をちゃんとわかる。だから、私がゼミ生たちを愛していることを正しく理解してくれる。そして、多くのゼミ生は、その子たちが信じれば、私を信じる。だから、冷たくないことのために何かをするのではなく、学生に対しての思いが正しければ良い。」
これは精神論ではありません。ロジャーズ、ムーアの理論に基づき、多くの優れた『学び合い』実践者が実感しています。
私の言明は、わからん人には精神論や宗教活動に見えるでしょう。いいのです。わからない人はわからない。でも、わかる人は必ずいます。
追伸 上越教育大学を退職することがわかってから、オンラインゼミ生が急増しています。ま、そうでしょうね。派遣制度がある人だって、2年間で500万円の出費。派遣制度がない人だったら1500万円の出費です。それに比べて、私から学ぶだけだったら年間10万円、フィットネスクラブの年会費以下で済むのですから。
ようは、どう使い倒すかです。
月4回のゼミがありますが、それ以外の相談はいくらでも対応します。つまり、ホームドクター契約なんです。私は問答で問題解決するのは楽しい。しかし、やる気のない愚痴を延々聞くのは勘弁してほしい。それを避けるための会費です。ようは、解決できる人はリスクをとってもやるひとです。無リスクの人は愚痴しかできません。