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漫才

 タイムラインに私学助成金に関するニュースが流れました(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250514/k10014804981000.html )。このレベルになると漫才のレベルのように思います。曰く、財務省は一部の私立大学で割り算などの四則演算や英語の現在形や過去形の文法など義務教育レベルの講義が行われていることを指摘し、質によって助成金の額を決めることを求めました。

 それに対して文部科学省は四則演算はデータサイエンスやAIなどの学習につながり、英語の基礎固めは専門分野を英語で学ぶ際に役立つなどとして反論したそうです。大笑いですね。有識者の皆さんは真顔でそんな話をしたのでしょうか?それが正論だったら、義務教育学校に私学助成金並みの助成を付けるべきですね。

 さすがに文部科学省もそれで押し切れないと思ったのでしょう。就職や進学の状況などの「成果」を重視すべきだと主張したそうです。でも、それに応えられない大学は山ほどいます。まあ、私の本に書いたように、多くの大学では詐欺まがいの方法で就職率を上げています。私が財務官僚だったら、卒業時点の就職率では無く、3年後の就職率をもって評価することを求めます。データとしては、学生支援機構の奨学金の返済状況を使えばいいでしょう。そうすれば私学の半数はチェックメイトですね。なにしろマーチレベルでも実態の非正規雇用率は3割を超えるそうですから。