晩酌後の戯言です。
きついきつい受験勉強がありました。なにしろ、高校2年3学期の模試で英語の偏差値が27だったのです。そんな偏差値があるの知っています。私は、好きはのめり込みますが、嫌いは避けるタイプでした。しかし半年で英語の偏差値が62になり、筑波大学に受かりました。思いました。中高の教育なんてそんなもの。本気になれば6年間は半年で追いつける。とあいえ、とてつもなく辛かった。起きている時間の殆どを受験勉強に費やしました。(とあいえ、1ヶ月にいっぺんは飲みに行っていましたが。時効ですね)
大学に入って、パラダイスです。とにかく、自由で面白かった。思いました。この楽しさを得られるのだったら暗黒の1年間は無駄ではなかった。と。
長い前振りです。
今思うのは、とても幸せなのです。この幸せを獲得するための40年間は無駄ではなかった。若い人に言いたい。退職後はパラダイスです。でも、大学1年目のパラダイスとは違います。
第一に、苦しみの度合いと期間が違います。大学受験の1年間は地獄でした。毎日、天井を見て、この天井が岩で落ちてきたら苦しまなくてもいいのにな、と思っていました。
一方、職業人生において「嫌な人、許せない人」はいましたが、人に恵まれました。生涯において直属の上司の悪口を一度も言わない40年でした。
第二に、喜びの質です。大学1年の喜びは、とにかく楽しい。まるでテーマパークみたいでした。しかし、退職後は普通なのです。でも、幸せなのは不快なことがないし、不快なことがないことを予想しないで日々過ごしています。
若い方々に言います。退職後はとても、とても、幸せですよ。でも、ポイントがあります。
順不同です。
第一に、健康のための少しの運動をし続けましょう。私の場合は、少しとは言いがたいですが、毎日1時間半の早歩きのウオーキングをしています。その間中、音楽を聴いたり、投資戦略を考えます。
第二に、家内を大事にします。私の生殺与奪は家内が握っています。家内がハッピーならば私はハッピーです。職場の先輩・上司にごまするぐらいなら、パートナーを配慮する方が、100倍コストパーフォーマンスが高い。
第三に、1日でも早く投資をするべきです。最近ですと、分かった教師もいますから信頼できるひとに導いて貰いなさい。