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毎日

 『学び合い』における教師は楽ではない。『学び合い』をすれば、子どもたちの闇が見える。経験と知識・技能があると、それがどんどん入ってくる。目をつぶっても分かる。しかし、それに動かされず、基本方針を守ることが大事です。

 でも、救いがあります。『学び合い』以外では、分かった先にあたふたしても救いがないことを知っています。しかし、『学び合い』だったら救いがある可能性があることを知っています。救えるかは分かりません。しかし、救えるとしたら『学び合い』であることは信じ切っています。

 私が高校教師だった頃、教え子の女の子から母親が男をくわえ込んで自分の布団のとなりで性行為に及んでいることを話していました。その子は悩んで、暗く話したわけではなく、明るくカラカラと話していました。今、泣いています。何も出来ない自分を責めました。先輩教師から慰められました。「じゅんちゃん、教師は授業でやれることをやる」と言われました。私の目の前の子どもたちは、同じような業を背負っているんだと思いました。だから、オール1の内申書を得たのだと。

 だから、私は常に教え子はとてつもない業を背負っていると考えるようにしました。どんな子どもも、どんな現職も。同時に、その業を背負えないことを意識しました。だから、間合いをはかり、自分の立ち居振る舞いをコントロールしました。

 辛かった。

 でも、一斉指導に戻りたいと思いませんでした。だって、そこには救いはないから。

 もう一度元には戻りたくない。大変だから。今はオンラインゼミ生とだけ関わっています。私と関わることに関して安直でないのですから。私の心身をむしばまなくても関われる。

追伸 今は、家内との時間を大事にして、韓ドラの胸キュンをして、酒を飲んで、定期的にオンラインゼミ生をからかっています。