今から30年以上前のことです。当時は初等理科教育法を担当していました。全学必修科目です。昼飯を食べ終わり構内を散歩していたら、学生さんから「先生、今日の講義に来ませんでしたね?」と聞かれて、私は「え???」となりました。一拍おいて、初等理科教育法がある日であることを思い出しました。
一瞬で青くなりました。先ほど書きましたように、全学必修科目です。そして、その授業は各班が発表する部分がある形式です。全学必修科目ですので本日の発表を再度する日は事実上設定不可能です。恐る恐る「どうなった?」と聞くと、つつがなく各班が発表したそうです。ビックリしました。だって、教員がいないのに講義が成立したのです。
当時は『学び合い』を理解する前です。しかし、当時から、学生の自主性を重んじた講義でした。だから、集団が『学び合い』集団化していたのですね。
本日はオンラインゼミの日です。ところが、家内との買い物が楽しかったので、うっかり忘れてしまったのです。電子メールで「本日のオンラインゼミは開かれるのですか?」と来て、30分遅れで気づきました。慌てて、オンラインゼミに参加すると、ゼミ生が自らの実践を発表しているのです。実に面白い発表なので聞き惚れてしまいました。発表が終わってから、遅ればせながら参加したことを謝って、ゼミ開始です。
30年以上前のことを思い出しました。主体的な集団は教師は不在でも、学習は成立するのですね。大変楽しかった。