なんかの加減でYouTubeでダイエット法の動画を何個も見ました。そして思いました。教師向けの本や動画も似たり寄ったりだなと。つまり、「これこれやれば解決する」というものが多いのです。9割以上はそうです。ところが、その方法の適応範囲は限られているので、まあ、無理でしょう。でも、ダイエット法と同じで、別なダイエット法に乗り換えます。
結局、ダイエット法も授業もごくごく普通のことをやり続ければいいのです。星新一のショートショーの中で長寿の秘法を探し出すというものがありました。主人公は艱難辛苦の果てにその秘法が入っている箱を探しました。開くと「食べ過ぎず、適度の運動」と書かれた紙がありました。
結局、ダイエット法も授業もごくごく普通のことをやり続ければいいのです。しかし、多くの人がそれを出来ないのは、それより、新規なものにすがった方が楽だからです。
もう一つあります。求める先が、韓流スターのバッキバキのスタイルを目指していることです。ようは、カリスマ教師を目指しているのです。でも、一般人は、そんなの無理です。見にくくない程度を目指せば良い。
私の本では、ダイエット法みたいなことを書きます。それを書かないと売れないから。出版社の人からのご指導を賜ります。でも、必ず、個々の方策の上のセオリーを書くようにしています。何故なら、多くの人には理想論と思われるかもしれませんが、私が伝えたのは16%ですから。70%を狙い、消費され、忘れられる未来は望みません。