今、風呂から上がりました。風呂に入って思うところは「今日も幸せだな」と思います。幸せと言ってもものすごいことはありません。まあ、韓国ドラマの連続見のなかで涙を流して感激することはありますが、普段は普通の生活の美味しい、安心、レベルの集積です。ただ、退職前との決定的な違いは、他人との関わりの中での不誠実や愚かさに対する不快感がないことです。ようは、ごく限られた他人としか関わらないので。
授業レベルの『学び合い』の場合、「多様な人と折り合いを付けて自らの課題を解決する」ことのメリットを伝えます。しかし、経済的な自立、つまり他人と関わらなくても生活が成り立つ段階に至れば、多様な人と折り合いを付ける必要がありません。多様な人と折り合いを付けるのは、その状態に至るための道筋です。
ホモサピエンスはダンバー数のごく限られた集団で生きるように設計されています。しかし、DNAの変更が間に合わない短期間で多様な人とお入り愛を付ける社会を形成したのです。
私は授業レベルの『学び合い』によって一斉指導の人から蛇蝎のように嫌われました。そして、今は授業レベルの『学び合い』の方々から煙たがれていると思います。しかたがありません、授業レベルの『学び合い』と違って、今から初めても20年はかかることなのですから。
でも、授業レベルの『学び合い』の方々に、退職後は私と同じ幸せを味わって欲しいし、そのことを子どもたちに伝えて欲しい。子どもたちに現役世代の時に、生き残る術を与えて欲しい。そして、その先にある退職との幸せを設計するために何が必要かを自らの姿で示して欲しい。
