『学び合い』でできる!今日からはじめる自由進度学習(https://amzn.to/46aLmye )が3刷りになりました。ご愛顧感謝します。これに関して、極めて不遜なことを書きます。ご不快に思われる方もおられとは思いますが、野人の蛮声とお聞き流しください。
自由進度学習を成功させるためには『学び合い』以外は絶対に不可能だと思います。それも異学年単元『学び合い』が最適です。
理由を説明します。
子どもたちに自由を与えれば、遊ぶ子ども、何をやって良いか分からなくて呆然とする子どもが「絶対」に生まれます。だから、普通の教師が自由進度学習をやろうとすれば、様々な手立て、用意が必要になります。しかし、教師の提供出来る手立て、用意は極めて限られるので、「自由」ではなくなるのです。そして、そのような手立て、用意は多くの教師にとっては負担になります。だから、やりません。
私も自由進度学習の本を書くに当たって、先行する本を一通り読みましたが、大多数は上記のような本でした。読みながら「こんなのお上から強制されない限りやらないだろうな。そして、いつかやめるだろう」と思いながら読みました。
なかには、まあ、センスのよい優秀な教師ならば出来るなと思う本もありました。その全てが、『学び合い』に近い部分を持っています。中には、私特有の言い回しを使っている本もありました。ま、参考にしているのでしょう。しかし、これらの成果は限定的だと思います。
『学び合い』を分かっていない人が分かっていないことは、『学び合い』が成功するか否かは、集団の2割弱の子どもが本気で周りの子どもを動かすか否かなのです。その子たちを動かせなければ、学習が成立しない子どもが量産されます。では、その子たちに火を付けるにはどうしたら良いか?それは中長期的に、周りの子どもを動かすことが自分にとって「得」(徳ではありません)であることを納得させなければなりません。それを納得させられる教師は、面白い授業、わかりやすい授業レベルではなく、生き方を日々の授業で体現でき、説明できる教師なのです。残念ながら、日本の教科指導の教育実践界において、面白い授業、わかりやすい授業レベルを超えているのは『学び合い』のみです。
以上のことから『学び合い』以外に自由進度学習は成立しないと思っているのです。
もし、「自由進度学習って大変だ」、「自由進度学習って今までの授業とどこが違うの?ほぼ同じじゃない」、「自由進度学習をやると遊ぶ子がいっぱい出て、後の補習が大変」という方はご一読ください。
なお、本書は最もコンパクトな『学び合い』入門書でもあります。