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神は細部に宿る

 大学院1年から、1年365日、研究・仕事に1日13時間以上集中することを自分に課し続けました。その結果が、膨大な業績に繋がります。一部の大天才以外の人間の能力差はそれほど大きくはないと信じています。結局、どれだけの時間を費やすかが決定だと思い、上記を自分に課しました。それ故に、それまで私が大好きだったクラシック音楽、小説等々の全ての娯楽を封印し、晩酌だけを自分に許しました。それ40年以上守りました。

 ところが、2020年10月にあるドラマに出会い、封印を解きました。そうなると、そちらに多くの時間を費やしました。持ち前の研究者性格故に、やるとなったら徹底的です。例えば、韓国ドラマに関しては、ラブコメに関しては名作・秀作と言われるものはほぼ制覇したと思います。

 ただ、不思議なのは、ドラマ全体の善し悪しが、最初の5分ぐらいで予想がつくのです。ドラマ的には良いのですが、私の嗜好と合わない(主人公が子ども時代に不幸、嫌な人物の登場時間が長すぎる等)のはある程度見続けなければ分かりませんから。それ以外に関しては100%の予想で当たります。それが不思議です。例えば「ボーイフレンド」という韓国ドラマの場合、本編画像が流れる前の導入画像10秒間で、絶対にはまると確信しました。そしてドはまりでした。

 ふと分かりました。

 全国4000万世帯の視聴率を七千人程度の調査人数で推計しているのです。それを聞いた人が「そんな人数で分かるのか?」と疑問を呈すると、数学者の秋山仁が「味噌汁の味見はどんぶりいっぱい呑む必要はなく、スプーンいっぱいで十分だ」と説明しました。実に上手い説明です。

 神は細部に宿ると言われます。良い作品は全てにおいて作り手集団が心を込めて作り上げています。だから、一部を見るだけでそれが分かるのでしょう。

追伸 小説も同じです。優れた小説は言葉を吟味していますから。

追伸2 今日、Netflixのグラスハートの最初の部分を見た瞬間に目がうるうるしてしまいました。良き作品によって私の老後が彩られることを感謝して。