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長期展望

 久しぶりの長文です。最初に申しますが、書き始めと結論との間に紆余曲折があります。本来の文章の書き方の鉄則からずれます。まあ、書きたいように書くと言うことです。

 私に「身を立てたい、そのためにどうしたらいいか?」と聞く若手はいます。その方に勧めるのは、出来ることを毎日することを勧めます。「出来ることは何ですか?」と聞かれれば、SNSで情報発信をし続けること、それが自身の商品価値を高める方法だと語ります。

 若い方から「本を出版したい」と相談されます。その方々が理解していないのは、出版社が一つの本を出すには数百万円の投資が必要なのです。だから、その投資に見合うことを証明しなければならない。でも、多くの若手は自分の思いだけで、他人(出版社)が数百万円のお金を賭けることの意味を分かっていない。だから、その出版社が「本を出しませんか?」というだけのことをする意味、そのための持続的な行動をする責任を分かっていない。

 だから、本当に自身の実践に意味があり、世に知らしめる必要があると確信するならば、毎日、情報発信をすべきです。

 ある方が「西川先生、いいブログの書き方は?」と聞かれました。私は「毎日発信すること」と応えました。どんなくだらない記事でも毎日更新することが大事だと語りました。

 これが第一段目です。

 だから、現役時代、私は毎日更新し続けました。それも20年以上。

 ところが、最近は更新していません。理由は「身を立てたい」とは思っていないからです。空白が続いても、見続けている人に対してのみで良いと思っているからです。二つ理由があります。

 第一です。これが9割以上の理由です。私は本当に忙しいのです。一分、一秒の無駄なく、本当に幸せでいたいのです。

 最近の幸せです。

 毎日ジムに通って、筋トレし、風呂に入って汗を流しています。

 大好きなコンテンツに浸っています。

 家内とランチを食べ、時間があるときは片道1時間半の小旅行をしています。

 家族と晩酌をして、家内の横で寝ます。

 という時間以外は極限まで限られています。

 ということで、SNSを書かないのです。書くとしたら、本日のようななんかの加減です。

 第二は、『学び合い』の究極の姿です。

 多様な人と折り合いを付け自らの課題を解決すること

 とゼミ生たちに『学び合い』の姿を語りました。それは現役世代は正しい。でもね、私の年になると違うんですね。私の年代になると以下の通りです。

 限られた人と折り合いを付け自らの課題を解決すること

 になるのです。限られた人とは、肉親及び、利害関係が明確な人たちなのです。つまり、ホモサピエンスの原型なのです。私の場合は、家内と息子とオンラインゼミ生及び講演会を求める人です。

 この境地に達すると、本当に不快感が皆無な生活です。まあ、期待したコンテンツが実は駄目だった程度に限られます。私は大声で言いたい、「退職後がこんなに幸せなのは予想外だった」。だから、これを伝えたい。

 幸い、授業レベルの『学び合い』を理解する人は少なくない。少なくとも、一部を取り入れている人は私の望外に多い。

 その次に、「可視化」や「ネームプレート」等のテクニックを捨てた、生き方レベルの『学び合い』を理解する人はいます。やがて増えるでしょう。

 でも、私レベルの人はどうなるのかと思います。私のレベルに達するためには、数十年前からパートナーが自分の人生にどれだけ大事かを理解し、行動し続ける必要があります。でも、『学び合い』実践者はそれが出来ていると思います。でも、経済的自由のために資産運用をどうするかを分かっている人がいるでしょうか?そのための本は私は書きましたが、分からない人が多い。

 私は授業レベルの『学び合い』の広がりに関しては安心しています。

 でも、生き方レベル、その先に関しては「ちょっと」不安です。何故なら、それが成功したということをマジョリティが理解するには時間がかかるからです。授業レベルならば、まあ、分かった人なら1年で達成します。ところが生き方レベル5年、家族関係と金融資産のレベルは少なくとも10年以上かかります。

 このあたり、どうするかは若い人が考えてください。

 私は退職後の人生を楽しみます。ふぉふぉふぉ