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子どものことを考えて

 昔の日本では近代的な灌漑施設がなかった。だから、自然に水が流れる傾斜地が農地になった。そして、移動手段は「足」となれば、山崩れや洪水の危険性の高い土地に家を建てる必要があった。それは致し方ない。

 しかし、今の日本は違います。祖先からの農地を守るにせよ、家はそこから離れた地域に建てることは可能です。祖先の土地を集約化し、その産物を配当として得ることもアリだと思います。何だったら、移住した家の近くに農地を地方公共団体で提供することもアリです。

 私が嫌なのは、どう考えても「危険だろ」と思える地域に住んで、災害によって家族を失う人がいることなのです。過去の日本は、それを織り込んだ農業でした。しかし、日本の農家の八、九割は、そこから解放されるべきだと思っています。

 もちろん、今、八十歳代の方にそれを求めることは酷です。しかし、今、六十代以下の方はそれをすべきです。それがその方々の親世代の生命を守ることだと思います。少なくとも、自分が土地を受け付いたとき、自分の子・孫世代に荷を負わせないべきです。

追伸 私が土地を買うとき、息子がそこに住みたくないと思ったら、直ぐに売れる土地を選びました。新築の我が家で庭いじりをしていると、通りがかりの人から「よく、買えましたね」と十数人から言われました。