話し方、意思疎通が下手だと思って悩む人がいます。そんな人には以下のように語ります。
まず、理解すべきは、自分以外の人すべてに正しく伝わる話し方があるという幻想を捨てるべきです。自分で言うのもなんですが、私は一斉指導の授業・講演がものすごく上手い。理由の一つは上記を理解しているからです。みんなに正しく伝わる話し方はありませんが、どんな説明をしても伝わる人はいます。自分と同じような経験をして、同じような結論を持っている人です。その人は言語化していなくても、「あ、それね」と分かるのです。しかし、多くは本当に分かるわけではない。だから私がやっているのは、分かった気にさせることです。比較的分かりやすい話を取り混ぜて話すのです。そうすれば、人は分からないところは記憶から速やかに消えて、分かる話だけ残るので、あたかも全体が分かった気にさせることが出来るからです。
ほぼ一方通行の話を分からせることの限界はここまでです。
では、どうやったらそれ以上を狙えるか。そりゃ、『学び合い』しかありません。
まずやるべきことは、一度では伝わらないことを認めて、焦らず、落ち込まずに、何度も説明をすれば良いのです。そして、伝わらない人に対しては、自分が伝えられた人によって伝えてもらうのです。私は長らく、上司の戸北先生と毎日話し合っていました。そして、戸北先生を通して、私が伝えられない人に伝えてもらいました。戸北先生を失ってからは、教え子でかつ同僚の方々にそれをお願いしました。
どうしたらいいか?
そりゃ新刊書(https://amzn.to/4dbsEKJ )にも書き、ゼミ生にとっては耳タコの5つの言葉がけを徹底し、繋がる人を多様に多数持てば良いのです。
最後に、伝わらないと悩む人へ
あなたは伝え方が下手ではなく、相手に伝わっていないことを察する能力が高いのです。落ち込むのではなく、喜ぶべきことです。それを察したら、そういうことはままあることだと納得し、上記を徹底すべきです。本当に恐ろしいのは、あなたのように悩まず「自分の話は全員に伝わる」と思い込んでいる無神経な人ですよ。あははは