幹事の秘技を伝授します。何度も話したのですが、ゼミ生でそれを全うした人は一人もいません。
順不同です。
お店の選択が最大ポイントです。
酒の選択ですが、ビールはアルコール当たりの単価が高い。だから、乾杯程度はビールにして、あとはそれ以外にすることです。もしくは、飲み放題プランにすることです。まあ、飲み放題プランのビールは不味いですが。
つまみに関して、体積重視をします。それを初期のメニューで埋め尽くすようにするのです。
参加者のグラス、つまみを常に監視し、その人たちが注文する前に、上記を徹底するのです。
上記を守っていれば、平均的な会費で腹一杯で酔っ払います。
さて、もう一つのポイントです。
その会の偉い人の扱いです。
その人がひとりぼっちと言うことは考えづらい。まあ、たまにありますが、その場合の幹事は二度と受けません。
私が注意するのはお金です。
私が関わる飲み会の場合、偉い人が金を持っている人とは限りません。大抵は、ふつーのサラリーマンです。つまり、飲み会でおごれる人ではありません。しかし、割り勘では顔を立てられない。だから、割り勘の金額をベースにちょっと色をつけ値段設定をします。そして、最後の注文をして帳尻を合わせます。
終了予定の30分前にその人にタクシーを呼ぶことを予告します。
タクシーが到着直前に会費を集めます。偉い人の会費も集めます。
タクシーが着いたら、全員を飲み会の前に整列させ、「○○先生のご芳志によって呑ませていただいた。ありがとうございました!」と言えば、全員が「ありがとうございました!」と言って、その中で偉い人はタクシーで帰ります。これだから、他研究室の教員からも幹事を頼まれるのです。
参加者も安い会費で腹一杯飲み食いできるのですから、満足です。
不満足は私一人です。
ですので、みんなを帰らした後に、もどります。そうすると店の人が残ったつまみをこ綺麗にまとめ、残った酒をまとめてくれます。そこからが私の飲み会です。それが仕事と理解しました。
私はそれを徹底していました。
皮肉なことですが、私の尊敬する大学院時代の指導教員の小林先生は飲み会嫌いです。修了直前にお願いして一回飲み会しましたが、小林先生の配慮の方が私を上回っていました。
大学教員時代に上記が何が役立ったか?
学生のごますりがよく分かります。そして噴飯物なのは、ごますりをしても、直ぐに自分の楽しみを優先してしまうのです。それが凡人ですね。だから、大学教師40年間の中で私が酔った姿を学生が見たのは、宮崎大学の学会での飲み会ただ一つです。私は常に、飲み会では冷静にいます。
ゼミ生の諸君。私の酔った姿を見たことなかったでしょ。ふぉふぉふぉ。帰ってから、晩酌していますから。
つまり、私は学生さん相手に本当に酔ったことはありません。そのスタンスが幹事の秘技なのです。それをまねたいと思わないでしょ。