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天才

 時代を動かし、イノベーションを生み出す人材を育てる方法はあるでしょうか?ありません。教育で生み出せるのは、AIに置き変われるレベルの人材です。では、そのような人材を生み出す方法は何でしょう。ほっとくことです。そのような人材は、自らで成長します。が、工業化社会のコードの人は、情報科で育てられると思っている。噴飯物です。

 書くべきではないことは分かっていますが、書いてもなんのマイナスも生じず、おそらく私が出来る旧勤務校に対する有効な貢献であると思い書きます。

 私の旧勤務校は、県庁所在地に設置されていない教員養成系大学です。さらに言えば、医学部を含む総合大学が同一県内に教員養成系学部をあるのです。ものすごいハンディです。それ故、国立大学法人の教員養成系の中で偏差値は最下位に準じていました。そこに学部の2倍の大学院があるのです。成り立つわけ無いです。でも、国策で現職派遣教員が進学する大学として指定されていたので成り立っていました。

 ところが、教職大学院制度が生まれてから多くの都道府県は旧勤務校には県を取りやめ、自分の都道府県の大学に現職を院生として進学しました。

 これで詰みです。

 私は当時の学長に直談判しました。私に任せてほしい。と。任せてくれました。私が大事にしたのは「人」です。多くの大学が学内人事の都合を優先し、教職大学院にフィットしない人を配置しました。私はそれを拒否しました。私は現場経験があり、かつ、学術研究の実績のある人で固めました。もちろん、学術経験の無い人もいましたが、チームとして学術業績を得るようにしました。

 大成功です。多くの教職大学院が定員割れをしているのにもかかわらず、初年こそ割れましたが、それ以降はどんどん希望者が増えました。原因は私とAさんです。二人とも情報発信能力が強く、本も多く出しました。同僚は魅力的ですので、我々を目当てに入学しても、それ以上に魅力的な同僚の研究室に所属した方は本当に多い。

 私とAさんが大学院の約2割を背負っていたことは客観的事実として証明できます。150人の教員の中で2人が2割を背負っていたのです。

 このことは、教員は当然理解していません。理解したくないからもありますが、客観的データも無い。でも、不思議なのは管理職がそのことの重大さを理解していなかった。

 私が退職する2年前に、「西川先生に2年間指導を受けられないのですか?」という問い合わせが何人からも来ました(2年前の試験に受験する人は、私の退職前1年の人ですから)。

 次の年も同じ結果です。

 そして退職し、その後も同じ結果です。

 私の勤務校は、私の勤務した領域に依存していました。結果として、さんたんたる状態です。

 こうなることは事務方の課長レベルの人は分かっていました。勤務校は個人に依存していることを。だから、なんとしてもキーパーソンを引き留めるべきだと管理職に伝えていました。ま、分からなかったようですが。

 正しい、組織のあり方は個人に依存するべきではないことは、十分分かっています。でも、旧勤務校はもともといびつなんです。私の旧勤務校は、県庁所在地に設置されていない教員養成系大学です。さらに言えば、医学部を含む総合大学が同一県内に教員養成系学部をあるのです。150人の人員を持てるわけ無い。

 でも、現在の若い人はいるのです。その人たちにも人生があります。私は戦いました。そして、結果を出して、一分一秒でも早く教授にしました。私の同僚はその人たちです。でも、私が退職した後の同僚を守れているのでしょうか?

 私からの提言です。Aさんを75歳まで在職にするよう、領域として動くべきです。これが成り立たないと、若い教員がどうなるかを考えましょう。管理職は、そのなかで人事的なソフトランディングを考えるべきです。

老後

 実は、五十代後半ぐらいまでは70歳ぐらいまで働ける職場を探していたときがあります。でも、幸い、私のようなじゃじゃ馬を採用しようとする大学はありませんでした。その頃は、老後の資産形成に関して万全とはいえませんでした。ところが長く投資をしている人だったら分かると思いますが、金融資産は一定の資産量を超えると増加量が増えます。歴代の学長の特別昇給によって、私の年金は高いレベルです。ということで働き続ける必要が無いことが五十代後半以降には分かったので65歳で定年するという方針になりました。ただ、一瞬だけ迷いました。それは2年間は指導できないと分かって西川ゼミを選んだ学生さんが、「定年を伸ばせる可能性はないのですか?」と聞いたときです。教師としては切ない。そこで、学長に相談すると、短く言えば「おまえはいらん」と言われました。きょとんとして、心の中で笑いました。私がいなくなればどうなるかは、実証的データから明らかです。これで一片の自責の気持ち無く、「学長におまえいらんといわれた」といえるようになったので、気が本当に楽になりました。

 実は65歳以降も働きたいという誘惑はありました。大学ではありません。高校、定時制高校です。色々な人から、「西川先生が定時制高校で教えるとしたら『学び合い』をしますか?」と聞かれました。私は「もちろん」です。いや、それ以外に道はないと確信しています。学力的、経済的に最底辺の子どもは問題を抱えていますが、裏がない。信頼してくれれば、満額信頼してくれる。それを知っています。だから、西川ゼミみたいなのほほんと言う関係の中で、生徒同士の中で問題解決している姿を鑑賞したいと思いました。

 が、断念しました。理由は何だと思いますか?理由は、晩酌できないからです。あはははは

 ということで、晩酌後も幸せにいまいます。

 これを書こうと思った理由は、晩酌の直前に元校長からの相談メールが来ました。教諭にもどって特別支援を指導しているが、どうやって『学び合い』をしたらいいかという相談です。『学び合い』の同志です。現ゼミ生につなげました。私は投資が分からない人には、とりあえず65歳まで働きなさいとアドバイスします。5年間働き続けることは、かなりリターンが高く元本割れの無い投資ですから。

コード

 晩酌中にテレビ番組を見ていると何度も「東大生、京大生が選ぶ・・・」という言葉が連呼される。工業化社会のコードだなと思います。しかし、テレビ自身が工業化社会のコードだから仕方がない。ところが、若い人がテレビ離れをしている。

 脱工業化社会では、次元は多次元で、ニッチも成り立つ社会です。「海外で活躍する寿司職人」、「とび職が会社を選ぶ基準」みたいな情報が成り立つ社会なのです。

 工業化社会においては、東大生、京大生を目指す道は効率がよかった。それを目指すツールも整備されたし、それに至らない人用の大学も整備され、それぞれにつながる就職先があった。

 私の旧勤務先では他大学を卒業した学生が、教員になるために大学院に進学した。その学生に対して、講義で語りました。

 君らは本学の学部学生より高い偏差値の大学出身の人も多いだろう。で、なんで本学の大学院に来たの?それは君らの大学の卒業は君らに何も与えなかったからだろう。すでに入学以来半年以上たつ。君らの同級生は今どうだろう。と問いかけます。

 東大生、京大生は違うと思うでしょう。しかし、東大、京大の教育は基本的には研究者養成ための教育をやっています。つまり、研究者以外になる人にはあまり意味がない。もちろん皆無とは言いませんが、みんなが期待するほどのことはない。昔は東大、京大の卒業生は特別席を用意されたいた。しかし、今はそれほどではない。それが用意されても、5年以内にそれを捨てる人が多い。捨ててしまえば、アドバンテージはなくなります。

 以上のことは少し調べれば自明です。しかし、教師は「我が身を守るため」に偏差値神話を子どもに語ります。その亜流ですが、深い読みとか、論理的思考力を語ります。そんな馬鹿馬鹿しい世界から離れられて、本当に幸せです。

韓国ドラマ

 今の時点での、私の殿堂入り韓国ドラマは以下の通りです。その多くは胸キュンラブコメですが、殿堂入りの最低条件は、「ハッピーエンド」、「悪人はいないか、比率が低い」、「一途に思い続ける。出来れば両片思い」ですね。まあ、主役のビジュアルが低いとアウトですね。チ・チャンウクやイ・ミンホやキム・ジェウクのビジュが好きになれないのでアウトです。

 

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