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こんなこと書くべきではないこと、分かっています。
 あるゼミ生から、ゼミ生に対する愛のことを聞かれました。私は「無い」と言いました。同時にこんな私を選んでくれた子どもに対して、どれほどの思いがあるかも語りました。
 ウオームハート、クールブレイン
 私がゼミ生への執着を少しでも出せば、ゼミ生への被害になる。
 私はそれを封印し、静かに消えます。あはははは

伴走者

 私は今年度いっぱいで退職します。学部ゼミ生は3年生と4年生の2カ年担当出来ない場合はゼミに所属できません。そのため、現在学部3年生はいません。ところが大学院に関してはその規定がないので、理論上、1年間しか指導出来ない学生も、学生が望むならばゼミに所属できます。ま、でも、いないだろうな、と思っていました。ところが、新入院生34人中4人が西川ゼミを選びました。不思議です。

 今年が教師人生40年の最終コーナーです。22人のゼミ生が一緒に走ってくれます。

賞味期限

 本日の大学の講義は、ここ10年ぐらいで最悪でした。もちろん、つつがなくしました。笑いもとれました。しかし、幾人かの学生の「目の動き」、「微表情」から「不満」、「嘲笑」を感じました。仕方がありません、私の考えをストレートに語ったからです。

 私の考えは、大多数の人には分からない。例えば。

 「どんなにやっても、一人の教師が子ども全員をなんとかするのは無理」

 「どんなに寄り添っても、あの子を変えることは無理」

 「細かい仕掛けで解決しようとしているのは、子ども集団を信じてない証拠」

 多くの人は無理と分かっているのに、「がんばる」ことで免罪符を得ようとします。しかし、無理は実は無理ではないことを理解したくない。なぜならば、今までの自分を捨てるから。また、本当に出来るか分からないから。

 こんなことは十数年前から同じです。しかし、その際は話の内容をマイルドにして、笑いを多めにしていました。しかし、うまくやれるのに、うまくやりたくなかった。この我が儘さが、私の大学人としての賞味期限なのではないかと、ふと思いました。

 分かる人だけと関わりたい。

特異性

 明日の講義で語ることを思い描いていたら、「なんで俺の普通が普通じゃないんだ」と思い始めました。実証的データと論理で、反対意見は完全論破できる自信があります。事実、議論では100%勝てます。しかし、論理の問題ではなく、分かりたくないという感情はいかんともしがたいです。

 どこが根本かということを考え始めました。

 根本は私は一人の例外もなく幸せになってほしいと願っています。

 しかし、多くの教師は「より多く」の子どもがわかり、楽しくなってほしいと願っています。

 普通の授業をすれば、分からない子どもがいます。つまらない子もいます。寝ている子も

いるかもしれません。しかし、心の中で「仕方がない」と思っているでしょう。善意の教師はそのような子どもを「少なく」するための教材、発問を考えます。でも、分かっているのです。「無理」だと。

 しかし、私は高校教師時代、その無理な子どもがどうなるかを知りました。そして、高校から離れた途端に、どうなるかを知りました。だから「無理」とは思えないし、そう思う自分を許せない。

 以下書くことは、多くのフォロワーの方には不愉快千万なことを書きます。どうぞ、ブロックしてください。わずかな方でも、私の苦言を薬にしてください。

 心ある教師ならば、子ども達の中には業を背負っている子どもを知っています。しかし、従来型授業では救えません。もちろん、授業外にいろいろしますが、テレビドラマとは違い一話簡潔ではありません。色々としますが、卒業式で胸を張って行進すると自分を許します。それでいいのです。卒業後の教え子のことをなんとかしようとすれば、本当に守るべき家庭を守れない。

 しかし、私は教師の出発点において、義務教育の教師が一生涯経験しないことを経験しました。それは、自分が「無理」と思った子どもを切り捨てなければならないこと、そして切り捨てた子どもが奈落に落ちること、そして奈落に落ちた子どもが私に懐いていること。

 最近は解放されましたが、40年弱、教え子の夢を見ます。私はごめんなさいと謝り続けるのですが、彼らはニコニコしているのです。それをみていっそう誤り続けます。

 だから、私の教育研究は一人の例外なく幸せにすることです。馬鹿馬鹿しいですよね。でも、「より多く」は私の選択肢には入りません。そう考えている私は異端です。だから迫害されます。ま、分かっていますが。

 で、明日も異端を語ります。多くの学生さんはスルーするでしょうね。しかし、私の語ることが分かる人は、反対者と賛成者にわかれるでしょう。