■ [大事なこと]お節介
都議会でセクハラ発言の問題が出ていますが、私は逆のように思うのです。あの言葉は女性から男性に言われるべき言葉だと思います。でも、心優し、そして男を呆れている女性からは賢明にも言わないと思いますが。
私は女性と男性を比べたら、男性の方が弱いと思っています。だから、男子学生・院生にしつこく言うのは「結婚しなさい」です。もちろん、一般論であり、女性・男性とも私の想定している人と違うタイプの人がいることは分かっています。でも、愛する男の教え子には、お節介で繰り返し言います。
女性は一人でもいきられる人がいます。もちろん辛いときもあるでしょう。でも、男の弱さより強い。私は本当に落ち込むと、家内のそばにすり寄って「抱っこして」と五十半ばの私は言います。抱っこされると幸せになります。
大学教師として多くの男子学生・院生に出会い、私と同じような弱さを感じます。だから、その学生に言います。早く結婚し、すがりなさいと。
■ [大事なこと]ゴールデンルール
クラスや部活で問題があると、教師は必死になって解決策を考えます。そして、それを実施します。でも、大抵は失敗します。だって、教師の考える解決策は思いつきレベルのものですから。クラスや部活の問題は複雑なものです。教師に見える範囲のことであっても複雑ですし、見えないところはもっと複雑です。だからチチンプイプイ、えい、で解決出来るわけはありません。でも、とにかく楽になりたい一心で、とにかく何かをやろうとします。でも、かえって問題を複雑化します。
そして、私は日本中の人から相談を受けます。
でもですね、私に分かるわけありません。私は数百キロ、時には千キロ離れています。そして、私の情報源はメールの限られた情報です。それで解決策を相談されても、その方のお望みのチチンプイプイ、えい、の回答は出ません。当たり前のことです。
でも、私にもできることがあります。普遍的な『学び合い』のセオリーに基づくアドバイスです。ただし、これはチチンプイプイ、えい、ではありません。中長期の解決策です。でも、中長期の解決策と言っても10年のスパンで解決するという小物ではありません。そんなの解決策ではありません。1年でもありません。最大で3ヶ月、大抵は四週間で解決出来ます。それは長いという方は、その場にいる他の方にアドバイスを求めてください。
私のアドバイスはシンプルです。結局、子どもがどうにかしようと思わない限り、解決はありません。だから教師のすべきことは解決策を考えることでは無く、現状の問題を率直に語り、問題を解決すべきであることを語るのです。それは「徳」ではなく「得」であることを語るべきです。
多くの人が考える以上に、これは強力です。何故なら、現状では自分にとって損であることを理解している子どもは一定数います。そして、その多くはかなり賢い子です。その子に「一人も見捨てず」という原則を求め続けるのです。その教師の語りに応えるような子は、クラスの子どもに影響力を持っています。だから集団が動くのです。
いや、何度言っても動かないという人は自問してください。上記の教師の語りに応えるような子はいるでしょ?見えないとしたら、気になる子に目を奪われているからです。
さて、その子が応えてくれているのに、他の子が動かないという方、この方も気になる子に目を奪われているのです。いるはずです。
あとは十褒めて、一つ足りないことを求める。これで動きます。
それでも動かないとしたら、心を見直してください。その子ども、そのクラスを嫌っていませんか?馬鹿にしていませんか?子どもはそのような心を見透かします。もし自分がそうであったら、謝りましょう。そして、仕切り直して「一人も見捨てない」ことを求めましょう。
それで解決出来るのか?と言われたら、分かりません、と応えます。でも、解決出来るとしたらそれ以外に無いということは確信を持っています。あきらかに教師一人で抱え込むのでは無く、子どもたちと一緒にやる方が「まし」ですから。
追伸 上記は集団に対して有効な『学び合い』のゴールデンルールです。従って、対個人に関しては使えません。
■ [大事なこと]無視
立場上、批判を受けることは少なくありません。ネット上なのはそれが激しい。おそらく、直にあえばそういうことはないのだろうと予想しますが、ネット上だとゴロツキのような言動を繰り返す方かいます。
その様な方とやりとりをすれば、私も感情的になってしまうかもしれません。だから、私の対処法は無視です。それが簡単でいい方法だと思っています。
■ [お誘い]千葉の会
2014年6月28日土曜日13時~17時
千葉市内(稲毛海岸付近)で開催します。
http://kokucheese.com/event/index/182915/
今回の発表(話題提供)は、
岡本信弘さん(大東文化大学教授)https://www.facebook.com/nobuhiro.okamoto
『文章指導を『学び合い』にすると?』
入学したての初年次大学生にレポートの基礎となる文章の書き方を教えています。これを『学び合い』でやってみた結果を報告します。
と、
井上創さん(公立中学校教諭) https://www.facebook.com/inouehajime1
『新学年で『学び合い』を始めて』
本年度、中2に移り、新たな生徒と『学び合い』を始めました。『学び合い』と初めて出会う生徒たちに『学び合い』が浸透していく経緯(本年4月~6月の中学2年・理科の状況)をシェアします。
です。
お申し込みは↓こちらです。