■ [大事なこと]挨拶
私が子育てして息子を本気で𠮟ることは殆ど無い。でも、𠮟ることはあります。その一つは挨拶が出来ないことです。難しいことではありません。目を見て、頭を下げて、言葉を発することです。それが出来ないと、挨拶はいかに大事かをじっくりと語ります。
バレンタインデーのチョコ、どうでもいいですよね。でも、義理チョコを渡すというのは挨拶です。それが出来るゼミ生を育てたいと思います。ちなみに、私は糖質制限をしているのでチョコをもらっても食べられません。でも、義理チョコを送るゼミ生を育てたい。何故なら、ゼミ生の幸せを願っているからです。
家内は男子ゼミ生全員にバレンタインチョコを送ります。二十人以上ほどの男子ゼミ生におくるとなると大変です。でも、家内は挨拶の大事さを親から教えてもらった人です。
本日、ホワイトデーです。送られたら返礼する。この当たり前のことをゼミ生に教えたい。これって、大学で教えないと、就職後に教えてもらえません。
追伸 学生さんから送られたホワイトデーのものを開く家内を見ていると、当たり前の挨拶がいかに大事かを再確認します。義理チョコはこんちにわ、で、ホワイトデーはこんにちわなのです。それが出来ないと、かなり苦労します。
■ [大事なこと]イジメ
電車に乗ると、たまに、自閉症だと思われる人がいて、奇声をはっしたりして不快になることがありますよね。また、ものすごく不潔な人がいます。さて、その人に近づいて攻撃しますか?しないと思います。
生物学的に言えば、生物はイジメをしません。理由は、具体的な益がなく、反撃を受けるというリスクがあります。生物は非効率なことはしません。非効率なことをすれば生存競争で負けます。
イジメはホモサピエンスの本能だという人もいます。噴飯物です。十歩下がって、現代社会の特殊な環境で起こりえますが、それはホモサピエンスの本能ではなく、特殊な環境が原因です。
学生に、「イジメは無くならないか?」と聞くと、全員手を上げます。次に「イジメは無くならない、と思っている教師のクラスで、イジメは無くなるか?」と聞くと、シーンとなってしまいます。「イジメは不自然だ」と考えるべきなのです。そして、不自然の原因を探るべきです。