民主主義

　国論を2分する話題があります。安部元首相の国葬もそうです。

　今日、SNSのタイムラインを見ていていたら、高校生の反対する人を理解できない、というメッセージがシェアされていました。ものすごく悲しかった。

　民主主義国家においては、多様な意見があるべきです。それに反する意見を理解できないというスタンスは基本的にアウトだと思います。私は文部科学省のやっていることは「おろか」だと思いますが、システムとしては大事な機能と思っています。

　自分の考えを発することは、正しい。でも、事の是非を決めるのは、世間です。

伝授

　人は、周りの人と同じ事をすることによって生き残った生物です。

　私のゼミで過ごした人であっても、それは同じです。周りにあわせれば楽ですから。でも、楽だけど、私のゼミで見えた景色と、今の景色の違いがジワジワと分かります。ま、合理化しますから。

　ある大学院の西川ゼミの修了生が、ごちゃごちゃ愚痴を言っているので、「オンラインゼミ」に参加したら？と言いました。参加すると、即決です。その後は、私からからかわれながら生き生きと参加しています。そもそも、西川研究室は自由でごちゃごちゃした縛りはありません。その延長上なのです。ようは、自分が幸せになれない、周りの縛りから逃れるための理論と方法論を求めているのです。

　ネイティブのイノベーターは本当にごく少数です。それでいいのです。私は常に集団で物事を考えます。

今やるべき事

　愛すべき、尊敬すべき仲間から、私がSNSで『学び合い』発信が少なくなっていることを嘆かれる発信を読みました。

　そうですね、この5年ぐらいは殆ど無いですね。

　この変化を感じている方々に申します。

　私は本に完全に書きました。何よりも、それを読んだ人が日本中にいます。その方々が自身の実践ではなく、これからの社会に対する視点を持つことが大事だと思っています。だから、私はそのような本を書いています。

　私の担当は、みなさん、イノベーター・アーリーアダプターなのです。マジョリティに対しての力は無いのです。皆さんに期待しています。瓦解するこれからの教育をソフトランディングできるのは我々ですから。

業

高校教師になって知りました。担任の子どもは可愛い。これは業です。こんなに可愛いなんて知らなかった。大学になってゼミ生は可愛い。彼らは私を選んだ。だから、なおさら可愛い。でも、その気持ちをおさえるべきであることは学びました。呪文のように語ります。家内が大事、家庭が大事、と。

デザイン

　色々な人が、次の時代の教育を提案しています。私は、N高等学校だと思っています。理由は、旧帝国大学に進学する子、専門学校に進学する子、高卒で進学する子がいることです。これこそが、今後の教育の最低限の条件です。
　エリートになるための選択肢を提供している学校はありますが、その選択肢を選んで、幸せになりますか？もちろん、だれもわかりません。だから、その子に選ばせばいい。
 　中途半端な大卒より、武器を持った高卒の方が勝てる時代です。
　多くの子ども、保護者が勝ち組と思っている職種は負け組です。いや、勝ち組ではないです。普通です。少なくとも、青春の多くの時間を受験勉強に費やすほどの価値はない。