■ [ウルウル]今年度で2番目のウルウル
昨日、OBから嬉しいメールが来ました。内容的に匿名がふさわしいと思ったので、匿名性が保たれる部分のみを紹介します。でも分かる人には、分かりますよね。「天然ボケ」キャラなんですが、それでいて義心にかられ歴々とした大勢の人の前で自らの思いを堂々と述べ、それでいて、後で、はっきり言い過ぎたことによって人を傷つけたのではと心配し自己嫌悪する、心優しきあの人です。
『うれしい報告です。どうしても勉強しなかった学校でも有名なAを、2ヶ月たったこんにち、学び合いで勉強させる(勉強する)姿へと変容させることができました。まったくノートはとらない、教科書はもってこない、保健室でさぼる。そんなAに、グループを活用した私独自の授業スタイルで、勉強させることができました。ノートもとるし、友達(班員の人)とも笑顔で勉強の話をしているのです。これには、今までいた先生がたもびっくりしています。恐るべし「学び合い」と実感しています。Aばかりでなく、クラスみんなの勉強への姿勢も変わってきました。黒板を写し、覚えるだけの受け身の授業姿勢から、自ら学び、積極的に意見を出し、アイデアを出し合う姿へと変容してきました。保健室の先生も、Aがまったく保健室に来なくなった姿を感じられ、「○先生、何かやったんですか」と質問されました。そこで、「学び合いとは・・・」と久しぶりに語ってしまいました。保健の先生は「ほ~。」と感心されていました。「勉強させる」には、教材の工夫、授業のやり方しか選択肢がない教師には、とても理解できないことだと思います。人間関係で勉強させる。「自分が勉強すると、クラスのみんなにプラスになる。自分が勉強しないとクラスのみんなに迷惑をかける」この文化、雰囲気、授業スタイルが確立すると、どんなに教師は、余裕をもって、生徒の支援にあたれるか。やっと西川先生の言われていることを実践でき、満足な日々をくらしています。』
私の返信は以下の通りです。
『泣きました。
感謝しました。
ありがとう、同志!
そして、期待していますよ!』
教育実習の参観に続いて、今年度で2番目のウルウルです。大学で○さんと同じ研究室に所属できたことを誇りに思います。同時に、人に「やれ」と言うだけではなく、ちゃんと「出来る」大学教師にならねばと、身を振り返って反省しました。
追伸 自宅のコンピュータで○さんのメールを読んでいるときに、家内が風呂から上がってきました。私を見るなり、「どうしたの?体が悪いの?目が真っ赤になってるよ!」と言われました。恥ずかしいので、「ちょっとね・・」とはぐらかしてしまいました。