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2010-06-05

[]少年よ大志を抱け 22:24 少年よ大志を抱け - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 少年よ大志を抱け - 西川純のメモ 少年よ大志を抱け - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、ある小学校の新規採用の同志とスカイプで面談しました。数日前に、以下の相談メールをもらいました。

『今、いろいろとやっています。自分の受け持っている学級は、特別支援児や外国人国籍児童もいます。それで、 なにかというと、『学び合い』でいろいろとやっていくと、それがなんとかなってしまいます。しかし、学校には、特別支援学級の非常勤の先生や、外国人国籍児の講師もいらっしゃいます。それで、それ らの先生から、ともすれば、自分ひとりで抱え込もうとしている、こちらを頼ろうとしないと思われてしまいつつあると 軽く心配?注意?指導?されてしまいました!笑える話ですが、広い意味で、西川先生はじ め、現職の『学び合い』を腑に落ちている先生方は、他の先生方との関わりをどうされているのかな?もしくはどうお考えなの かな?と思いました。』

 ちょっと状況が分からないのでスカイプで話し合うことを提案しました。その結果、担当している授業は全教科とも基本的に『学び合い』でやっている。クラス全員の80点以上はクリアーし、導入段階を脱し、充実段階に入っていることが判明しました。驚いたことに、管理職、先輩、指導教諭は『学び合い』に拒否反応を示していない、とのことです。え!???と思ったので、詳しく問いただしました。その結果、校長や指導教諭の前では、一斉指導のふりをさりげなくやっているのです。その語り口があまりにも飄々としているので、「この人は、大馬鹿か、凄いしたたか、どちらだろう」と思いました。

 語っているうちに、この人は、もの凄いしたたかな人だと思いました。まず、私的にも公的にも、大望があります。それは新規採用者のものではありません。そして、それを秘めることなく、飄々と語るなどは凄いです。つまり、それを実現できる、と思っている証拠です。そして、その大望故に、周りに対しては細心の注意を払っている。そして、それを無邪気で陽気な兄ちゃんの仮面で隠しているのです。

 頼もしい限りです。前に書きましたが、出世する人は、公欲と私欲のバラスが必要です。私はもう一歩高い覚悟を語りました。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20100515/1273906920