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お金の話

 今、お金に関する本を書いています。書く前に先行する本を何冊も読みました。でも、不満だらけでした。逆に言えば、書く意義があり、売れることを確信しました。

 不満は以下の通りです。

 多くの人たちには知ってもしょうがない情報も含めてダラダラと記述しているので、どれが大事かが分からないのです。おそらく執筆者はもの凄く知っているため、簡単だと誤解しているのです。認知心理学での自動化が起こってします。ま、簡単に言えば、大学教師の専門の授業はわかりにくいのと同じです。

 多くの非専門家の人が理解可能で、実行可能なレベルを分かっていないのです。

 また、お勉強のための本も見受けられます。おそらく、学校の先生がお金の授業をしたら、こんな風に書くんだろうなと思いました。

 本当に大事なのは以下のものだと思います。今の段階ではキーワードのみです。これで分かる人は殆どいないでしょう。ま、だから意義がある。

 確定申告、ふるさと納税、ETF、付加保険料、高額療養費制度、遺族年金

 これらのことを知っている人は多くはない。だから、多くの人が搾取され、いいカモにされている。そして、5千万円以上の資産を無理なく形成する方法を知りません。FXのような博打に走る人もいます。

 これより一歩進んだ話を、『学び合い』フォーラムでゼミ生(共同執筆者)が発表します。

戦略2

伴侶が幸せで生涯を送れるような財政設計をすること、という発想が『学び合い』と一致するというのは『学び合い』の奥義のように思います。このことをしつこく言われているゼミ生には普通ですけど、ゼミ生以外には分からないだろうな。ようは、生き方で『学び合い』を伝えるレベルだから。

戦略

 いま、老後対策の本を書いています。徹頭徹尾、エビデンスによるものです。でも、副主題があります。あまり書くとジェンダー的に問題かなと思うことです。

 男性の老後対策は簡単です。ようは伴侶が幸せで生涯を送れるような財政設計をすることです。男性は伴侶がニコニコしてくれれば幸せに死ねます。

しめしめ

 『学び合い』の発展イメージをごく初期から数学や科学をモデルにイメージしていました。それ故、「西川型」、「西川流」のような固有名詞をつけることを嫌いました。だって古典力学をニュートン型物理、相対性理論をアインシュタイン流物理といっているようなものです。『学び合い』は個人名を冠するような非普遍的なものだとは思っていません。徹底的な学術データに基礎づけられた理論であり、実践データに基礎づけられた実践方法です。だから、地方大学の一教師が始めたことが全国に広がっているのです。

 学術データに裏打ちされ、書籍・論文に理論と方法論が明記された教育実践の中で、近代日本教育において『学び合い』ほど広がったものはないと自負しています。

 同時に、しっかりした組織を作った方がいいというご意見も多くの方から言われましたが、それには賛同しませんでした。なぜなら、組織を作れば、その組織を維持することが目的になってしまうからです。だから、全国各地の『学び合い』の会は勝手連です。

 かなり以前に、「自分の県で『学び合い』の会を開きたいのですがよろしいでしょうか?」と聞かれたことがあります。私は大爆笑して「なんで私に聞くの?やりたければやればいい。」と言いました。『学び合い』の会には会則もないし、組織図もありません。当然上下関係もありません。まあ、信頼・感謝が通貨として流通している集団だと思っています。

 『学び合い』の全国大会が2月20日に神奈川の会が開きます。これをごく最近まで私は知りませんでした。ゼミ生は知っていたのですが、私が「私がやらなくてもいい仕事に全く興味がなく、報告・連絡は拒否する人」であることに慣れているので、私に伝えようとすら思わなかったのです。

 ということで、私は参加しません。その代わりにゼミ生達が話すそうです。しめしめ、と思っています。

https://note.com/manabiaikanagawa/n/nb2887d764310?fbclid=IwAR00fJ841E9J3iIhfAj0JwgKpau5ogvg-MuTkMUEOL9d1Y_6G45k698Q3Rc

 分からない人は、分からない。でも、分かる人は、分かると思っています。ようは、分かる人が、分からない人を無理なく伝えるかです。

 SNSで『学び合い』に対する否定的な意見を見ます。論理的に論破することはたやすい。「じゃあ、その状態であなたは授業を成立させられるのですか?全員ですか?じゃあ、分からない子どもはどうしますか?」という低レベルの論理で論破できます。その方々が思いも付かない、子どもの一生涯というレベルでも論破できます。ようは、「それで子どもは一生涯幸せですか?それは別の人が責任を負っているのですか?それは誰ですか?今の時代、その人達は責任を負えますか?今、貧困にあえぐ人はどれほどいると思いますか?」と。

 あ~、私の考えていることと善意の教師の考えていることの乖離が大きくなっている。それを指摘すれば、みかたを増やす数十倍、敵を増やすことになる。