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2005-02-15

[]やっと帰ってきました 09:44 やっと帰ってきました - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - やっと帰ってきました - 西川純のメモ やっと帰ってきました - 西川純のメモ のブックマークコメント

 11日から出張からやっと帰ってきました。まとめて書きます。

 12日はT研究室のOBであるIさん、Oさんの博士の学位試験があり、その場でニコッと判子を押すために前日から兵庫に行きました。二人ともつつがなく進行し、目出度し目出度しです。その次の日は、2年間、修士課程で宇宙で一番厳しい西川研究室で過ごしたのに、さらに3年間も「期待しているよ」攻撃を受けたいという人を受け入れるための試験がありました。合格したらば、西川研究室は博士3年、2年、1年、修士2年、1年、学部4年、3年を擁する完全研究室になることになります。面接では色々な先生から厳しい質問を受けていました。でも、実に落ち着いて適切に応えていました。快く、聞いていました。

 今回の出張は辛かった。いつもの講演会の出張と違って、連合博士課程に関わる先生方が一堂に会する会です。偉い先生ばかりですので、気を遣いました(そう見えなかったと思いますが)。家内からのメールで、「お父さんは今日も帰ってこない」と息子が泣いた書いていました。ホームシックになります。また、帰る当日は、15分ごとに「お父さん、いつ帰る?」と家内に聞いたそうです。人身事故のためにダイヤが大幅に遅れ、帰りは深夜です。寝ずに待ってくれていた家内に「ただいま」を言って、風呂に入って、家族そろって寝ました。ぐっすりと。

 翌日(つまり先日)は新潟市の鳥屋野中学校に行きました。今回はいつもと違います。普通だったら、1時間半とか2時間という時間を与えられ、私が講演するという内容です。ところが、今回は2時間半の時間の殆どはシナリオがありません。鳥屋野中学校の先生、また、近隣の先生方から質問を受け、それに対して応えるという方式です。充実した時間を過ごすことが出来ました。その時感じました。我々の課題は、我々の授業の様子をリアルに見せることだと思います。「座りなさい・・」では一部試みましたが。もっと、それを中心とした本を書かねばと思いました。異学年学習を中心とした学校の学び合いの本の次は、それを書きたいなと思いました。

 もう一つ感じました。我々の研究室のキーワードである「学び合い」はやはり適切でないように感じました。我々は「学び合い」を目指しているのではなく、子どもたちが主体的になることを目指しています。その結果として、彼らが選択する方法が学び合いなんです。おそらく、我々の授業を普通の先生方にイメージさせるとしたら、熱心に自習している子どもたちの姿のように思います。でも、「自習学習」じゃあかっこ悪いですよね。「主体学習」もいいかな~と思いますが、既に誰かが別な意味で使っていそうだよな~と感じます。何か良い呼び方が思いついたら教えてください。

 本日は、卒論発表会です。卒研生は、私と関係なく自主的に練習していました。私は、彼らを信じて、期待しています。

追伸 ある先生から先生の本が書店やネットで注文できない、と言われました。え!?と思い確認しましたが、出版社には在庫はあります。ネットでも

注文できます。ただ、amazonは、いつもながら情報が古く、注文不可という本がありました。amazon以外のネットだったら注文できます。書店でも注文できます。もし、注文できないとしたら、それは書店の情報が古いと言うことです。なお、東洋館の本に関しては東洋館に注文するのが一番確実です(数百円の郵送費は必要ですが)。ネットに関しては本の紹介の所にリンクを張っています。