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2013-12-30

[]通信簿 17:23 通信簿 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 通信簿 - 西川純のメモ 通信簿 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私は昔から好きなものは誰からも言われなくてもやるけど、嫌いなものは絶対にやらない、というタイプでした。ま、研究者向きのタイプとも言えますしかし、それが生きてくるのは大学院に入ってからです。小中高大では、そこそこはバランス良く学ばなければなりません。私はそれで大失敗しました。

 共稼ぎの両親は、放牧タイプ教育です。読みたい本があれば、どんどん本を買ってくれました。だからものすごく本は読みました。が、バランスが良くない。その付けがまりにたまって、にっちもさっちも行かなくなりました。何しろ英語模試の成績が偏差値27だったんです。高校2年の最後最後で心を入れ替え、必死になって受験勉強し、筑波大学滑り込みました。

 その反省もあるので、息子に関しては勉強を見ています。結果として、私より遙かに勉強が出来ます。でも、勉強をいやがります。なんども、私がどんな失敗をしたかを話してもリアリティがありません。

 最近、私の中学校高校通信簿を手に入れることが出来ました。読んでみると、自分が思っている以上に成績が悲惨です。で、それを息子に見せました。少しは私の言っていることにリアリティを持ったように思います

追伸 私の知能指数は、東大生平均値を上回っています。もし、私が今の私たちのような両親に育てられていたら、東京大学に入っていたのでは無いか、と息子を見て思います。が、きっと、「好きなものは誰からも言われなくてもやるけど、嫌いなものは絶対にやらない」という性格は親が何を言っても変わらないでしょうね。

[]対策 17:13 対策 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 対策 - 西川純のメモ 対策 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 墓参りの時です。息子がいきなり「この墓におばあちゃんも入るの?」と聞きました。私の母親(祖母)が「そうだよ」と言いました。一拍して、「お父さん、お母さんも入るの?」と聞くので頷きました。一拍、「僕も入るの?」と聞きました。そうしたら祖母が「そうだよ。そのためには結婚して子どもを作らないといけないんだよ。お父さん、お母さんは、その役目を果たしたから、今度はおまえが頑張らねばならないよ」と言いました。

 息子は素っ頓狂な裏返った声で「早く対策立てなきゃ!」と焦っていました。

 しかし、中1の息子が対策を立てるのは、だいぶ先ですね。