■ [大事なこと]判別法
本日は、色々な方から、同じ質問を受けました。
内容は、私は『学び合い』をやっているのでしょうか?という質問です。
ある方へのやりとりです。
『現状で、その大変な時代を子ども達全員が生き残れると思いますか?
できなけば『学び合い』ではなく
できれば『学び合い』です。
それを判断するのは、私ではなく、あなたなのです。
今の『学び合い』の姿は、それを求めた結果として生まれたのもです。
大事なのは、願い、です。』
■ [親ばか]デート
本日は息子の高校の高校祭です。ということで、高校祭を見終わった後、夫婦で映画も見に行きました。二人で食事(ラーメン屋ですけど)。これって子どもが生まれてから珍しいことです。夜は息子は打ち上げです。ということで夕食も二人です。
■ [大事なこと]書きたいこと
私は『学び合い』のことを一言も書かなくても書きたい本があります。しかし、売れる可能性はありません。何故なら、それを知って欲しいのは大学人であり、大学人の殆どはそれを求めないからです。
それは真のジョブ型とは何かです。
今の世の中では、ジョブ型とは理系であり、英会話能力です。そして、人文社会系が肩身の狭い思いをしています。私は社会系の教員養成系大学の教師として歯がゆい思いをしています。何故ならば、今後の社会において、多くの人にとってのジョブ型とは人文社会系だと確信しているからです。というのは理系や英会話に関してトップ以外は直ぐに人工知能に置き換わってしまうことが明白だからです。
しかし、人文社会系が真のジョブ型であることを示すには大学人が、それを示さなければなりません。今までのように自らは学術に専念し、それをジョブに繋げることは学生に丸投げ、企業に丸投げではジョブ型に脱皮できません。
ま、売れませんね。だから、出せません。
■ [大事なこと]しつこく
本当に読んで欲しいので、しつこく書きます。7月に出す本の紹介です。
第1章は「「うちの子はとにかく大学へ」は危ない」では、大学は入りやすくなりましたが、ハイリスクの博打になったことを書きます。我々の中には「中卒より高卒、高卒より大卒、同じ高校、大学だったら偏差値が高い方がいい」という単純なモデルがあります。それが誤りであることを示します。
第2章は「いま「安全な進路先」はあるのか?」では、少子高齢化社会で終身雇用が崩れ即戦力が求められます。そのためには高校3年までにキャリア教育を完成する必要があることを述べます。今の時代、本当のキャリア教育を高校は大学に丸投げし、大学は企業に丸投げしています。それが出来ない時代になったことを示します。
第3章は「トップ大学はこう変わる」では、東京大学、京都大学の入試の変化を述べ、その理由は大学の国際競争の激化であることを述べます。世界ランキング何位は大学の名誉の問題ではなく、卒業生が就職出来るか否かであることを述べます。今、東大生が東証上場していない会社に断られる時代なのです。
第4章は「我が子を生き残れるようにするには?」では、人工知能が発達するとどのように社会が来るか、終身雇用が崩れるとどのような社会になるかを述べます。いわゆる士業は生き残れません。今のあこがれの職業の殆どは、トップの人間が生き残れますが、それ以外は生き残れないのです。今の生活モデルは高度成長期に合わせたものです。それが崩れた後には、人と人との繋がりを大事にした1950年代以前の生活モデルに戻す必要があることを述べます。
第5章は「我が子を守るための戦略」では地方で生きることのメリットを述べます。また、マスコミに踊らされることなく、一人一人が自分なりの幸せモデルを打ち立てれば、非正規雇用の収入では生きられることを述べます。そして、私なりの実現可能なパラダイスを述べます。
そして、「あとがき」には「教員養成系大学の教員として、残念なのですが、私のアドバイスは「教師を信じるな」ということです。」と書きました。
本書で書いていることは、教師にとってはショッキングなことでしょう。しかし、ちょっと調べれば分かるデータに基づくものです。読めば分かると思いますが、凄く簡単で単純な論理で書いています。そんなことも知らない、知ろうとしない教師を信じてはダメだと書きました。事実、無知で善意な教師のために借金地獄に突き落とされる子どものことも書いています。それらは本来知っているべき高校教師の責任であり、中学校教師が適切な高校を薦められなかったためです。そして、それは小学校教師が保護者に新たな社会の現実を伝えなかった責任です。日本国首相の責任ではなく、教師が無知であったためです。影響力を持つ人の無知は罪なのです。
7月に出る本は「親なら知っておきたい 学歴の経済学」(http://www.amazon.co.jp/dp/4313810927)です。
『学び合い』のことは一言も書いていません。それでも、この本を書いたという意をくんで下さい。