■ [発見]バカだな~
うちの研究テーマの中に異学年学習(異年齢学習)があります。しかし、現行の学年別カリキュラムにおいては実行することがかなり困難です。でも、やりようはいくらでもあります。その一つとして、以前から色々な人に推奨しているのは、前年度の成果物を「なにげなく」教室においておくという方法です。ポイントは、その成果物に作成者の名前を書かせておきます。そして、整理するなど面倒なことはせず、おいておくんです(続けられないことは、始めないに超したことはありません)。おいておけば、子どもは気づきます。もし、学ぶに役立つことであれば、子どもたちは、参照せよと言わなくても、参照するようになります。このようにすることによって、空間的・時間的に離れた上級生のアイディアを得ることが出来ます。さらに、その上級生が誰かと言うことが分かれば、直接その上級生に聞くという方法も採れます。
先だって、Yさんに昨年修了されたMさんの授業ビデオを渡し、プロトコルを起こすようお願いしました。ちょっと前のメモに書いたとおり、そのビデオは授業開きから数時間の部分で、我々の考えのエッセンスが現れやすい部分を写しています。先日の昼休みで食事していると、学卒院生のUと一緒に視聴し、ディスカッションをすることによって、両者ともとても勉強になったと、Yさんから報告がありました。そして、先日の夕方ごろ院生控え室を覗くと、だれもいません。廊下に出ると、ビデオ室の前に靴がいっぱい並んでいます。開けて覗いてみると、Yさんはじめ院生の方々がビデオを真剣に見ています。あまり真剣に見ているので、ちょっとからかってみようと思ったのですが、その場の雰囲気はそれをゆるす雰囲気ではありません。すごすごと退却してきました。私がYさんに預けたビデオは、色々な意味を持ち始めているようです。そう考えると、「な~んだ、俺が今まで色々な人に、偉そうに言っていた事じゃないか」と思い当たりました。偉そうに言っている自分が、自分の実践現場である研究室で適用していないなんて、「俺はバカだな~」と思い、苦笑しました。と、同時に、学ぶ必然性のある学習者(この場合、西川研究室の修士1年)は、愚かな教師を超えることをどんどんやるな~、と改めて思いました。
■ [発見]バカだな~
うちの研究テーマの中に異学年学習(異年齢学習)があります。しかし、現行の学年別カリキュラムにおいては実行することがかなり困難です。でも、やりようはいくらでもあります。その一つとして、以前から色々な人に推奨しているのは、前年度の成果物を「なにげなく」教室においておくという方法です。ポイントは、その成果物に作成者の名前を書かせておきます。そして、整理するなど面倒なことはせず、おいておくんです(続けられないことは、始めないに超したことはありません)。おいておけば、子どもは気づきます。もし、学ぶに役立つことであれば、子どもたちは、参照せよと言わなくても、参照するようになります。このようにすることによって、空間的・時間的に離れた上級生のアイディアを得ることが出来ます。さらに、その上級生が誰かと言うことが分かれば、直接その上級生に聞くという方法も採れます。
先だって、Yさんに昨年修了されたMさんの授業ビデオを渡し、プロトコルを起こすようお願いしました。ちょっと前のメモに書いたとおり、そのビデオは授業開きから数時間の部分で、我々の考えのエッセンスが現れやすい部分を写しています。先日の昼休みで食事していると、学卒院生のUと一緒に視聴し、ディスカッションをすることによって、両者ともとても勉強になったと、Yさんから報告がありました。そして、先日の夕方ごろ院生控え室を覗くと、だれもいません。廊下に出ると、ビデオ室の前に靴がいっぱい並んでいます。開けて覗いてみると、Yさんはじめ院生の方々がビデオを真剣に見ています。あまり真剣に見ているので、ちょっとからかってみようと思ったのですが、その場の雰囲気はそれをゆるす雰囲気ではありません。すごすごと退却してきました。私がYさんに預けたビデオは、色々な意味を持ち始めているようです。そう考えると、「な~んだ、俺が今まで色々な人に、偉そうに言っていた事じゃないか」と思い当たりました。偉そうに言っている自分が、自分の実践現場である研究室で適用していないなんて、「俺はバカだな~」と思い、苦笑しました。と、同時に、学ぶ必然性のある学習者(この場合、西川研究室の修士1年)は、愚かな教師を超えることをどんどんやるな~、と改めて思いました。