お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2008-03-09

[]法規 18:43 法規 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 法規 - 西川純のメモ 法規 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 自分の夢を実現するために政治闘争をするならば、一度は、関係する法規はそらんじるぐらい読みましょう。さらに、文部科学省の通達・審議会の答申、同様に県レベル、市町村レベルの対応するものにも必ず目を通しましょう。そうすると分かるはずです。そうすれば、同志各位へ「ダメ」を出す根拠が極めて薄弱であることに気づくはずです。逆に、我々がやろうとすることを推進する根拠が山ほどあることに気づくはずです。私の感覚では、日本の教育関係法は善意に満ちています。そして自由であり、裁量権が多いです。少なくとも文部科学省レベルの通達もそうです。もし、それが悪意に感じたならば、たいていの場合、どこかの小役人が規定を誤読しているにも関わらず、それを不磨の大典と勘違いしていることに由来しています。ケンカにならないように、やんわりとその部分をついていくと、「絶対にダメ」がいつのまにか「それもアリ」になります。うまくすれば、それに予算さえつけてくれることもあります。

 ケンカするなら、ケンカのルールを知ることがイロハのイです。私は大学でそうやっています。

追伸 ただし、教育関係の法規の中で、予算関係の部分だけは「厳しい」と感じることは少なくありません。

[]考え方 18:12 考え方 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 考え方 - 西川純のメモ 考え方 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 下のメモを書いたあとで、色々と私なりにシュミレーションをしました。おそらく出るであろう「出来ない理由」は、私でも簡単で思いつきます。しかし、それらは「自分が文句を言われない」という理由で、「子どものためにならない」という理由ではないように思えるのです。たしかに、今の学校は世知辛くなり、保護者も「先生様」とおまかせ、ではありません。でも、出来ない部分と同じぐらい、出来る部分もあると私は考えます。出来ないと考えれば進歩はありません。まあ、文句を言われないという消極的メリットはあるでしょう。でも、出来る部分があると考え、出来る部分を少しでもやることによって、今まで出来ないと思っていた部分が変わることはおおいにあります。

 私はずっとその戦略で生きています(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20020603の「逃げること」)。まあ、「そんなこと言っても、勤務校は逃げることは出来ない、という人はいるでしょう。そういう人は「出来ない理由」を考えているのですから。私だって現場経験がある。そして、学校には様々なチャンネルがあり、そして学校をとりまく教育界には様々なチャンネルがあることを知っています。そして、学校では絶対権力者のように感じる方も、別なチャンネルから見れば、小役人に過ぎず、その小役人をなんとでも出来る人がいるということを知っています。何故それを知っているか?それは自分の夢を実現したいからです。そして、職場における政治闘争(もちろん、殴り合うわけではなく、穏やかにそして確実に夢を実現するといういみです)ではそれは必須事項です。知らなければ、左右の人と同じこと、昨日と同じことを明日もするだけのことになります。

 出来るところは必ずあるはずです。小さくても。そこから、まずやりましょう!

[]みんな 15:49 みんな - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - みんな - 西川純のメモ みんな - 西川純のメモ のブックマークコメント

 とんたんさん、のコメントを読みながら、子どもたちを『学び合い』の同志として受け入れる仕組みが必要だと感じました。

 子どもたちはライブを通して、『学び合い』の素晴らしさを広めてくれます。自分たちは、「今、凄いことをしている」と感じ、一回りも二回りも大きく成長します。しかし、フィーバックがまだまだ弱かったと深く反省しています。さらに、本当の主体者として参加してもらいと思いました。

 子どもたちを同志として参加してもらうにはどうしたらいいか・・・、と考えていたら、「な~んだ、もうやっていた」ということに気づきました。我がゼミのメンバーにはブログ作成を「強く」勧めています。そして、この『学び合い』グループにも多くのゼミ生、OBが参加しています。

 私はゼミ生、OBも読むであることを前提でブログを書いています。従って、嘘は書けませんし、誇大広告も過小広告も出来ません。まあ、私の誤った思いこみはあるかもしれませんが、それは、しばらくしたらやんわりと「からかわれ」ますので、自覚できます。私が願っていることを伝えるに強力なツールです。また、各メンバーがどのようなことを考え、どのようなことを悩んでいるかを分かります。そして、必要なときにはコメントしますし、そのコメントを他のメンバーが読みます。卒業・修了後もブログをたてているゼミ生とは繋がりやすいです。私の経験上、とっても善いことだと思います。

 夢はふくらみます。例えばです。小学校6年生の教え子たちが『学び合い』で育ったとします。しかし、中学校ではそれを享受できないかもしれません。でも、その子たちが『学び合い』グループで繋がりあったとしたらすてきだと思いません。勉強のことだって、生活のことだって、アドバイスできる人は山ほどいる集団です。そして、高校受験、大学受験の際にだって、みんなと学び合えます。やがて、その中には教師になる人も現れるでしょう。小学校6年生で10年後、中学3年で7年度、高校3年で4年後なんです。さらに、多くのメンバーは『学び合い』を理解する保護者となるんです。もしかしたら、その中から首相や文部科学大臣や文部科学省の初等中等局長になる人が生まれるかもしれません。あははははは

 同志の皆さん、どう思われますか?ご一考あっていいと思います。もしかしたら、「いつもの西川先生の脳天気な夢物語」と一笑にふされるかもしれませんが、私は大まじめです。リアルに描けます。少なくとも西川ゼミでは既にやっています。