■ [嬉しい]選択

我が息子の通った幼稚園はそれほど人気はありません。理由は、週1度のお弁当の日があるからです。一方、そのような日が無い幼稚園が人気でした。ということで、我が息子の通った幼稚園には、週1度のお弁当を作るような保護者だけでした。
本日、ネットサーフィンをしていたら、見つけました(http://ameblo.jp/kofu-travel-staff/entry-10391088133.html)。嬉しかった。それも、『学び合い』を指導法とは書かずに、「教育方針」と書いている。嬉しかった。
■ [授業]学部授業

本年度の学部授業は意識的に「追体験」を意図した授業をしています。つまり、学術から入るのではなく、私が教師として経験したものを追体験してもらおうと思っています。
教師の職能形成に関する、十年以上前にやった調査によれば、最初は教材の能力を教師は得ます。その次に、教え方の能力を得ます。そして、最後に集団の管理の能力を得ます。ただ、全ての教師がそれを得るわけではありません。教材の能力で止まって、それ以降に進まない教師もいっぱいいます。
そこで、最初はまず、『学び合い』のライブを参観してもらいました。そして、最終的には、このような授業が生まれる意味を理解することが目的であり、私の成長過程を追体験することによって学と言うことをオリエンテーションしました。つまり、目標の設定です。かなりインパクトがあったようです(当然ですね)
次には、「声の出し方」、「表情のつくりかた」を教えました。次は、面白実験や特定の反応を引き出す発問のように、教材内容に多く依存するテクニックがあることを教えました。この前と、次には、語りには話の組み立てがあり、教材内容を越えた語りがあることを教えます。つまり、教科を教えるのではなく、教科を使って語ることの意味を教えます。全て、私の話術で引き込むというの形です。これって本当に楽しい。禁断の味です。
それが終わってから、そのような教え方では限界があることを3回程度で語ります。つまり、子どもの考え方は教師とは全く別で、それでいてその考えも正しいことを教えます。次には、その考え方は多様で、一人の教師では教えられないことを教えます。最後に、そもそも学校教育の意味って何だろう、ということを教えます。私自身の成長過程もほぼ上記の通りです。
以上が終わってから、『学び合い』の成立過程を追体験してもらいます。つまり、何もしなくても授業を変える先生との出会い。テクニックから考え方にシフトしたきっかけとなった研究などです。最終的には1月23日の会に参加してもらい、『学び合い』が全国的にどのように発展し、多様性を生み出しているかを理解してもらおうと思っています。
追伸 以上の過程を思いっきり一斉指導で行い、楽しんでいます。昔使ったテクニックを最大限に駆使して、可愛い学生さんをからかいまくる、こりゃ楽しい。本当に禁断の味です。