■ [大事なこと]理論
『学び合い』の考え方、と言った時、書いた時、その多くは「『学び合い』の考え方を実現するための授業方法」なのです。でも、『学び合い』の考え方と授業方法は一対一対応することは出来ますが、それらは同じではありません。考え方が本体で、授業方法は影です。その事が分かっている方も、方便として授業方法を考え方として表現します。
ま、いたしかたありません。今の教育には方法はありますが、理論はありません。教材はありますが、理論はありません。
では、一斉指導の理論とは何か?
学校教育は漢字を書き取れて、計算が速く正確に解けることが目的という学校観。
子どもは愚かで、教師の援助無しには何も出来ない。頑張れば、すこしはましになる。それが教師の仕事。という子ども観。
ま、そんなことは言えないので、現状の授業一般の当たり前の前提が語られることは無い。だから、「理論」がなく「方法」のみになり、「方法」の羅列が理論だと思われてします。
学術から見れば、そのような方法の羅列を理論と言うことは噴飯物です。ところが方法に繋がらない理論は現場では噴飯物です。
不遜ながら申します。学術データに基づく理論があり、それが全国的に全教科で現場で実践されている教科学習の理論は『学び合い』のみです。
とおもいますが、違う場合は教えて下さい。
理論書があり、それらが実証的なデータによる学術論文によって論証できるものです。