■ [お誘い]仙南の会
12月6日に宮城県大河原駅近くで『学び合い』の会があります。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/g5o0t9o9/20141121
■ [大事なこと]理論武装
ある人から『学び合い』を公開したとき、指導主事や教師から「どうでもいいこと」の指摘を受けて嫌になったという愚痴を聞きました。聞いてみると指摘をする人の気持ちは分かります。ようはその人たちの使っている言葉で喋っていないことに原因があります。
人を見て法を説け、と申します。
一番良いのは教育基本法をはじめとする法規をよく読むことです。中央教育審議会の答申、それに対応する学習指導要領をよく読むことです。
お役所文章の中でお金に関わる部分、それと直結する人事や施設に関する規定は、かなり厳密になされています。しかし、それ以外の部分は夢があり、ロマンがあります。そして、『学び合い』は見た目はどうあれ、まっとうなことを基礎としています。だから、お役所文章に矛盾しません。
昨日、文科省は中央教育審議会に対する「初等中等教育における教育課程の基準等のあり方について(諮問)」を発表しました(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1353440.htm)。私の話した人は知らないのですが、文科省の諮問に沿った答申が出ます。その中央教育審議会の答申が次の学習指導要領に一対一対応して表されます。つまり、今回の諮問で、ほぼ、次の学習指導要領の姿が見えるのです。(このあたりまえのことを知っている教師は少数かもしれません)。
読めば、「あれ?『学び合い』そのものじゃない」と思うと思いますよ。
ということで、必要に応じて『学び合い』と言わずに「アクティブ・ラーニング」という言葉を諮問を引用しつつ使えば良いのです。
法を読まない人は、法に支配されます。しかし、法を読む人は、法を道具として使います。どちらのほうがいいか。ま、自明ですよね。