■ [大事なこと]マンネリ打破
『学び合い』を3ヶ月も続けているとマンネリになります。
どうするか?
まずマンネリの原因は何か?セオリーで考えましょう。『学び合い』の質を決めているのは集団をリードする2割の子どもの動きなのです。それ以外の8割の子どもの姿はその「影」だから目を奪われてはいけません。
集団の凝縮力が高まっていくと、今まで必死に動いていた2割の子ども以外の子どもが動き出します。そうすると2割の子どもが手を抜いても『学び合い』が成立しているように見えます。しかし、そのリードする2割の子どもが手を抜いている姿が周りの子どもに伝染するのです。
それがマンネリです。
初級編は日々の全員達成ではなく、単元テスト、定期テストの最低点に目標を定めるのです。まずは60点ぐらいから初めて、70点、80点とあげて下さい。8割程度の点数だったら知的障害の子どもがいない場合は容易です。9割になると急激に難しくなります。そして、9割五分以上になると神領域です。こうなると、集団のモチベーションが鍵となります。こうなれば中級編です。
上級編があります。例えば、西川研究室ではネームプレートはありません。可視化もありません。そして、私は評価をしません。じゃあ、私は何をするか、「自分の心に響き、多くの人の心に響く教育研究を通して、自らを高め、一人も見捨てない教育・社会を実現する」(http://bit.ly/2k5Slzr)というとてつもない課題を与え、その課題を解決することが自分の利害に一致すること、そして自分にも出来ることがあることをしつこく語ることです。当人の心の中にそれが落ちれば、私が評価する必要はなくなります。評価者は本人ですから。
この状態では、マンネリ化はありえません。
■ [お誘い]群馬セミナー
2月4日に高崎で『学び合い』群馬セミナーが開かれます。一般にオーブンな私の講演会としては今年度最後だと思います。お誘いします。http://manabiai.g.hatena.ne.jp/take1_No12/20170122