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足を知る

 本日のオンラインゼミでの質問です。それは、何故、足ることを分かったか。

 私は研究者として生き残るために、藻掻きました。関係学会の賞を総なめしました。受賞の連絡を受ければ嬉しい。しかし、受賞後は1週間程度で、それが普通となります。本学最年少で教授に昇任しました。それが決まったときは嬉しい。しかし、1週間程度で、それが普通となります。

 結局、喜びには賞味期限があります。だから喜び続けるためには、毎日の中で喜びを感じ続けるものを見いだすべきなのです。

 私は家内の横で目覚め、家内の朝食を食べ、家内の弁当を食べ、家内と晩酌し、家内の横で寝ます。その一つ一つに喜びを感じ、それが続きます。足ることとは、そういうことです。

 本日のオンラインゼミの別の人から、足を知ると言うことは、退化ではないかと聞かれました。その方には以下のように語りました。

 人生は急流を流れている状態。泳ぎ続けて、現状維持。なにもしなければ、流されぬ。

 結婚している方に問います。「私は家内の横で目覚め、家内の朝食を食べ、家内の弁当を食べ、家内と晩酌し、家内の横で寝ます。」は何もしなくて得られますか?噴飯物です。

 幸せを得るには労力がある。しかし、それを効率よくするにはターゲティングが必要。それが足を知ることです。

追伸 オンライゼミ生の皆さんは、アーカイブを確認下さい。