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ご降誕

 先ほどエレベータで私の孫弟子のゼミ生(つまりひ孫弟子)と会いました。以下はその後の会話です。

 

学生:今日は先生の誕生日ですね。

私:ありがとう。でも、一つ違っている。

学生:?

私:誕生日ではない。

学生:?

私:私の場合は、ご降誕日だよ。がはははははは

 

 上越教育大学の院生の4分の1、学部3年、4年の8分の1は私の所属しているコースです。そして、その過半数は私の弟子、孫弟子、ひ孫弟子です。私の子どもは一人ですが、大学では大家族です。

 

構造

 普通の教師は、遊んでいる子に対して「勉強しなさい」と注意します。孤立している子がいると「立って聞きに行ったら」と促します。

 全く無駄です。というか、問題を重篤化します。

 『学び合い』は発想が全く違います。

 教師が影響力を行使できるのは2割弱だと思います。つまり30人学級で5、6人です。そして、教師が気にするような5、6人の子どもに対しては影響力が無いと考えます。そして、中間層の二十人弱の子どもに対しても影響力は殆ど無いと考えます。でも、この子たちは教師が影響出来る5、6人の子どもには影響されます。

 だから、常に影響力のある子どもが分かるレベルの話をします。おそらく、大部分の子どもには分からなくても、反発してもいいのです。これが一般の教師がなかなか出来ません。

 でも、職員室を思い起こしてください。

 職員会議で校長が語っていることを理解できる教師がどれほどいますか?まあ、2割弱でしょうね。では、大部分教師はどうしますか?会議が終わった後、その2割弱の教師に「ねえ、結局、何すればいいの?」と聞きに行きます。もし、2割弱の教師が肯定的に説明すれば、多くの教師は動きます。でも、2割弱の教師が「いいのよ、適当にやれば。まあ、○○を適当にやればいいんじゃない」と言えば手を抜きます。そして2割弱の教師は最初から反発しています。

 でしょ?

 もし、校長が「自分は大部分の教師から積極的に支持されている」と思っているとしたら滑稽だと思いませんか?それと同じことを多くの教師がクラスで思っているのです。そして、押すべきツボを押し損なうのです。

不登校特例校

 広域通信制学校の高等学校は1条校ですが、小学校段階、中学校段階の1条校の広域通信制学校はありません。法で禁止されているわけではないですが、高等学校のような明確な基準が明らかになっていないからです。

 「Society5.0に向けた進路指導」(https://amzn.to/3kbcdQ2)でも書きましたが義務教育において1条校である必要性は必ずしもありません。だって、1日も通学しなくても卒業証書はもらえますから。でも、不安な人もありますよね。でも、小学校、中学校段階においても個別最適化した教育は実現し出来ます。それは先の本に紹介した不登校特例校です。

 もの凄く自由度があります。広域通信制以上でしょう。詳しくは文部科学省のリンクをご覧下さい(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1387008.htm)。規定では不登校の子ども以外は受け入れていませんが、ようは子どもが30日間学校に登校しなければいいのです。

 通信制の特例に気づいて様々な広域通信制が生まれています。だったら、この特例を使った学校がもっと生まれたいいのに、と思います。来年、また一つ増えます(https://news.yahoo.co.jp/articles/958e6b2806d1b8eb7936d63fb7c9b759031250b6)。

追伸 不登校の特例校なのですから、個別最適化の学校として考えたら文部科学省も難色を示すでしょう。でも、国は理屈が通っているならば、それを拒否する権限は無いのです。法の規定で通信制のスクーリングは下限はあるが上限がないことに目を付けて、全日制でありながら通信制の特例適用を受けたクラーク記念国際高等学校の例もあります。ようは知恵比べ、根気比べです。

贖罪贖罪

 私は学力的に最底辺の高校で教師人生を始めました。結果として、私は教え子を奈落に突き落としたことを知っています。でもね、それより恐ろしい罪を義務教育の方々はしていることを今は分かります。教え子が老人の時、餓死するかを学校が決めています。

 ま、妄想と思う人が多いでしょうね。でも、私はエビデンスで知りました。それを知らしめるのが私の贖罪です。