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2006-10-29

[]照れ性 18:25 照れ性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 照れ性 - 西川純のメモ 照れ性 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 家族旅行のためにJTBの人と話していました。息子は備え置きの本を静かに読んでいます。ところが、急に息子がJTBの人と私との間に入り込んで、訳も分からんことをべらべらとしゃべり続けます。はじめは訳が分かりません。急に息子の気が違ったとも思いましたが、家内がニタニタしています。しばらくして理解しました。息子 のお気に入り女の子JTBに入ってきたんです。そして、その女の子のお気に入りが息子なんです。相思相愛なのですから、問題ないはずです。が、男心は複雑なものです。その子は、一生懸命に息子にアピールします。息子に話しかけたり、息子の手を握ったり・・・と。ところが、息子の方は、無意味な発言を繰り返したり、無意味な行動を繰り返し 、その子から逃げ回ります。私の方は、その女の子に悪いので、「ごめんね~、照れちゃってんだよ。○○(息子の名前)は○○ちゃん(その子の名前)が大好きなんだけど、照れているんだよ。」と言いました。

 夜寝るときは、いつも通り、私が添い寝です。息子に何故、ああなったんだと聞きました。息子は「急に本を読みたくなって、話したくなったんだ」と訳の分からんことを言い出しました。そこで、「ここは、おまえとお父さんだけなんだよ。男同士の話なんだ。おまえは○○ちゃんのこと好きだから照れたんだろ?」と聞くと、素直に「ウン」と応えました。そこで、「好きな女の子は、照れるんじゃなくて守らなくちゃ。お父さんもお母さんが好きだから、恥ずかしかったけど、好きだよ、と言ったんだよ」と言うと、素直に「ウン」と応えます。それから、ギューして寝かしつけました。

 彼が寝てから、起きて、家内にそのことを言うと、ニタニタして「照れ性の所は、あなたにそっくり」と言われました。全くその通りです。