■ [お知らせ]公募
カタギリさんが、交流作文の相手先の小学校のクラスを求めています。高校の先生であるカタギリさんのクラスの子と、小学生が作文を通して交流することを企画しています。これは「学び合う国語」に載せている実践です。詳しくは以下をご覧下さい。
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/F-Katagiri/20071114
異学年は、いいですよ~
■ [嬉しい]多体問題
物理学で苦しめられた方も多いと思います。あれを学ぶと、物理学では運動を厳密に式で記述できように思いこまされたかもしれません。しかし、3つ以上の物体が相互作用を及ぼしているとき、その運動を厳密に記述することは困難で、多くは不可能です。近似で記述するしかないのです。このような問題を多体問題といいます。たった三つで物理学はギブアップなんです。しかし式で記述できなくとも、現実にやってみれば答えが出ます。それが出来ない場合はシュミレーションによって答えを出します。
本日、「いっしょにいるだけの異学年」の初回を参観に行きました。6年生と5年生が一緒の部屋に集まります。それぞれの担任の先生が、課題を与え、「さあどうぞ」で終わります。いつも通りの『学び合い』で準備も苦労も皆無です。いつもと違うのは、違った学年の人と物理的に一緒にいられるというだけです。
5年生も6年生も、どうやっていいか手探りです。しかし、教師は「みんなが分かるようになりなさい」と求め続けます。徐々に動き始めます。どんどん変化します。私は「おもしろいぞ~」といいながら、スキップしながら動き回ります。何がこれから起こるか分かりません。しかし、一人一人の子どもがトライアンドエラーの中で「みんながわかるための最適解」を求めて動き始めます。まるで多体問題が式で解答を出せなくてもシュミレーションによって解答を出す過程を、コンピュータのディスプレーで見まもっているようです。面白くて、面白くて、ワクワクして、身をよじりながら参観していました。
初日でも多くの発見がありました。でも、これは大化けすることは120%保証できます。なぜならば、お二人の担任は私と同じように、ワクワクしながら楽しんでいるからです。これが成功することに不安はないようです。教師が信じて願えば、子どもはそれを達成します。失敗するのは、教師が不安に思ったり、本当には願っていないときです。しかし、両担任にはそれは全くありません。
面白いぞ~・・声の限りに全国に叫びたい!
本当に面白かった!
追申 5年生の担任は出張のために途中で学校を出発しましたが、何の問題もありません。あはははは