■ [嬉しい]直接子どものためになる授業検討会

本日、地元の新井北小学校で授業公開がありました。自校や近隣の学校の先生方や指導主事の方が参加されるものです。決して大々的な会ではありません。しかし、私が知りうる様々な会の中でもトップクラスの素晴らしい会でした。
概略を言います。
6年生のクラスが『学び合い』授業の公開をしました。久しぶりに見るクラスですが、一皮むけた感じがします。本年度から始めたクラスですが、なんか、文化になっているなと先生と子どもたちの姿から伺えます。
隣の5年生は自習です。『学び合い』の自習です。その学校の校長が「なんだ、こっちも見ればいいのに」と言い、その担任の先生もいたずらっぽい目で笑います。子どもたちに公開しても良いか?と担任の先生が聞くと、子どもたちが元気いっぱいOKです。ということでこちらも公開です。こんな授業公開は『学び合い』以外ではあり得ないでしょうね。あははは
授業を終わっての検討会です。
課題はみんなが『学び合い』を理解するという課題です。それを6年生の子どもと参観者の前に言います。どうぞと言ったとたんに子どもたちが参観の方々にちって議論し合います。参観の方々も、色々な子どもたちと話し合います。自由です。その集団は、アメーバーのように常に変わります。
参観の方々からは、かなり厳しい質問もあり、子どもたちがじっくりと説明します。それが、どの子も、どの子もしっかりと語れる姿によって、『学び合い』が本物だと言うことは分かっていただけたと思います。
そして、感動ものだったのは、最後のまとめです。司会の方から参観の方々にコメントを求めました。その全ての方々のコメントが秀逸でした。『学び合い』によってどんなところが成長したか、そして、どんなところが課題かを、愛情豊かにそして的確に子どもたちに語っていただきました。本当にためになる授業検討会です。
多くの授業検討会は、授業者と指導した指導主事、そして司会者が中心になって動かす、教師だけが参加する会です。しかし、今回の会は子どもが参加し、教師も子どもも直接役に立つ検討会になりました。
素晴らしい。その一言です。これだけの素晴らしい会が、ごく少人数の教師しか味わえないなんて、本当にもったいない!