お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2009-11-12

[]果報者2 22:33 果報者2 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 果報者2 - 西川純のメモ 果報者2 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、佐賀の同志と飲みました。先日の果報者と同じ気持ちで一杯です。なんて凄い先生方がいるんだろう、と思います。

 ご参集の席で、行政の同志に求めました。当日の飲み会には、9人の行政の「同志」が集まってくれました。行政の仕事としての飲み会ではなく、有志の飲み会です。これだけ人が動いている佐賀がどれほど凄いことをやっているかは説明は不要です。その成果を正当に全国に発信して欲しいと願いました。

 本当に、佐賀の人は奥ゆかしい。小指の先を10mに言う人もいる世の中で、10mのことも言わずにいる。

追伸 佐賀にはお兄ちゃん達もいますし、管理職達もいますし、切り込み隊長になってくれる人もいます。

[]笑い 18:35 笑い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 笑い - 西川純のメモ 笑い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 聴衆がいろいろだと話の組み立てが難しいです。で、何が難しいかを自己分析しました。話の内容は変える必要はありません。大人でも、中学生でも分かる内容です。ま、正確に言えば、大人でも中学生でも、分かる人がおり、分からない人がいる、ということは同じです。じゃあ、何が難しいか?おそらく、笑いをとるポイントと、説明のための例です。笑いをとろうとすると、教師の笑える話は子どもには笑えない話になる可能性が高いと感じます。また、それぞれの経験している範囲が違うので、大人に使える例が、子どもが未経験なものである可能性があります。一方、子どもに使える例が、大人には遠い昔でありリアリティを感じられないという可能性があります。

 1+1を説明することは可能です。しかし、笑いを分析することは私にはまだ出来ません。

[]東与賀中学校 18:01 東与賀中学校 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 東与賀中学校 - 西川純のメモ 東与賀中学校 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は佐賀県の東与賀中学校の学校研究会に参加しました。全ての学年の全ての先生の全ての教科で『学び合い』の授業公開がありました。当然のことならば、各先生の『学び合い』の腑に落ち方には多様性があります。しかし、そのレベルの高さに、ビックリです。学校レベルで考えたとき、私の実際に見た中学校では最高レベルです。後は先生方が学び合えば自ずと高まることは当然です。

 面白かったのは、体育館での学校のテーマ説明です。よく附属中学校の研究発表会でやる、あれです。画期的なことが二つあります。第一は、その会場に中学生全員が参加していることです。これって本来は当たり前だと思いますが、やっている学校はほとんど無いですよね。次に、研究主任の発表は5分程度で、子ども達の発表が15分です。これって凄いでしょ!あはははは。『学び合い』を受けた側が、その良さと課題を分析し、参観の先生方(そして自分たち)に発表したのです。

 そして、私の講演です。おそらく私の生涯の講演経験の中でトップレベルに困難な講演でした。というのは、聴衆が「教師」、「保護者」、「生徒」で構成されている点です。一つの対象ならば、話の組み立てが出来ます。ところが、それが出来ません。次に、中学生相手に講演時間全体が1時間半なのです。これがどれほど困難か分かるでしょ!

 結局、教師相手の話を基本として、生徒向けにアレンジするという形で進めました。子ども達は真面目に聞いてくれました。そして質疑コーナーです。ご存じの通り、私の講演の後の質問コーナーに質問が出せるのは、かなりの先生だけです。大抵は、あっけにとられると思います。しかし、子ども達から的確な質問が連続し、ビックリと同時に頼もしく思いました。

 良い学校です。そして、もっと、もっと、良い学校になります。今から佐賀の同志と懇親会です。