■ [大事なこと]無能
私は色々な人と仕事をします。大人のルールを守れない人がいると、昔は怒り狂ってしまいました。でも今では、「あ、あの人は無能なんだ」と割り切ります。そして、その人なりのつきあいをするようになりました。
無能:自分が期限内に出来るか出来ないかを考えず受けてしまう。(断らない)
有能:自分が期限内に出来るか出来ないかを考えて受ける(もしくは断る)。
無能:問題が解決出来ない場合、それを考えず、無かったことにする。
有能:どんな細かいことでも良いから、それに関係することをまずやる。やり続ける。
無能:期限が迫っても、考えず、無かったことにする。期限を越えても無かったことにする。
無能:出来なかった場合、その原因は無理なことを頼んだ人のせいだと思い、それを主張する。そして、周りの人もそれを納得すると思っている。
有能:出来なかった場合、その原因は自分にあると考え、名誉挽回を期す。
人の能力なんて、そんなに差はありません。無能と有能の差はちょっとの差です。でも、その差によって無能と有能は分けられます。そして、よほどのことが無いと、無能の人の特徴は繰り返します。
いつもの仕事をやっている間は、無能か有能かは分かりません。無能の人もとりあえず出来ますから。いつもとは違う、ちょっと手間のかかる仕事をしなければならないと、それがどどどと出ます。
でも、私だって追い詰められれば、無かったことにして先送りにしたくなる。でも、そうしたら世間を狭くして、自分の可能性を狭めてしまう。だから、常に人から仕事が来る前に、来そうな仕事の準備はする。そして、仕事が来たら直ぐにそれを終える。そのためには7割のできで満足する。時間的に余裕が出来たら、それを8割、9割にする。そして、何よりも人に頼る。無能な人はそうしないのでしょうね。