■ [大事なこと]民主主義
教育基本法第一条には「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と書かれています。
民主的な国家の形成者を非民主的な学校で育てられるでしょうか?無理です。人類の過去の歴史がそれを証明しています。それが成功した例はスペインぐらいではないでしょうか?
だから、学校は民主国家のミニチュア版にならねばならない。では、学校は民主国家でしょうか?子どもが納得するという過程を経ないで教師集団が校則を決め、それを根拠として命令する。入学することを選択できる私立ならいざ知らず、公立校の場合は少なくとも保護者の同意を得る必要があるし、子どもに納得させる必要がある。
中学校教師なかには強面でならし、生徒指導能力のある教師と認められている人もいます。しかし、その教師に対して成績上位者が、きわめて平和的に反乱を起こしたらどうでしょうか?いや、5人の子どもが暴言を吐き教師を挑発するのです。「ぼけなす、おい、殴ってみろよ、殴ってみろよ。殴れないのか?そりゃそーだよな、懲戒免職になって路頭にはぐれるからな」と生徒たちの満座の中でやりつづければどうなるでしょうか?その教師の権威は失墜するか、挑発にのって暴力をして処分を受けることになります。
民主主義は素晴らしいものだと思います。少なくとも、他のどのシステムよりも優れている。教師は何故、それを子どもたちに対しても信じられないのだろうかと思います。
追伸 西川ゼミにおけるルールはきわめてシンプルです。最低限の危機管理を除けば、ゼミ生の自治に任せます。ただし、メンバーを排除する方法だけは許さないことを明記しています。http://goo.gl/z88LzJ