■ [お誘い]イノベーター・アリーアダプターの方へ
『学び合い』のテクニックはほぼ完成されていると思います。あれだけ超シンプルで、幼小中高高専大学のどの学校段階でも同じで、どの教科でも同じです。そして二十年以上、数千人の人が実践しているのです。起こるような問題は出尽くしており、それに対して多くの先人が実践し、解決策を積み上げています。それを整理したものを私は本に書いています。
しかし、うまくいかないことがあります。『学び合い』のテクニックが不備であるためではありません。『学び合い』のテクニックを本に書かれている通りにやっていないからです。しかし、仕方がありません。人は既存の知識理解によって物事を理解する。そのため、文章を読んでもそれを既存の知識理解に押し込めてしまいます。
以上を避けるには、テクニックの背景、理論を理解する必要があります。そのために本を書きました。2種類の「手利き」です。
これから『学び合い』を実践される方も、もちろん、実践している人も読むことを薦めます。私の本に書いている「1行」の裏に、どれだけ膨大な過去があるかが垣間見れます。
ちなみに、「おばかな」私の若い頃の姿も紹介しています。今思い出すと、赤面するほど、お馬鹿で、変な男でした。