■ [大事なこと]働き方改革
ある編集者から働き方改革の本を書いてもらえないかと言われました。色々な小技はいろいろあります。が断りました。結局、「教師がブラック残業から賢く身を守る方法」(https://amzn.to/2Xx2oVJ)につきているのです。その本で書いたとおり、現状は違法・脱法です。だから、「嫌です。駄目です。」と言えばいいだけのことです。でも、「出来ません、だって・・・・」という読者に対して、何を書いても無駄だからです。ようは、上手く「嫌です、駄目です」と言えるだけの人が増えるしかない。その最初は、我が儘が効く年齢・立場の人です。
■ [大事なこと]本質
私が初等理科教育法を担当しているとき、講義・演習のテーマはシンプルにしていました。例えば、「虫って何?」、「植物って何?」、「燃えるって何?」・・があります。シンプルな課題を与えると、単純な言葉には深い意味があり、それが小学校、中学校、高校で変わることが分かります。その上で小学校で何を学ぶべきかを考えさせます。
■ [大事なこと]stp
企業のマーケティングにおいては、「全ての顧客を狙った商品は、誰からも必要とされない」ということはあたりまえの前提です。ところが、公立学校にはそれが皆無です。全ての顧客を相手にしている。でも、それは全ての顧客を満足させていない。
まず、自分の学校のステークホルダーを分類する作業が必要です。次に、自分の学校がどのステークホルダーの顧客を選ぶかを決めなければなりません。その顧客が求めるものを決めてサービス・製品を提供するべきです。
もちろん、選んだ顧客以外を捨てるという選択肢は、今の公立学校にはありません(今後あるとは思いますが)。ようは、軽重をつけたサービスをすべきです。そして、説明責任を果たすべきです。
あ~。こんな、1+1は2であると同じぐらい、馬鹿馬鹿しいことを、学校が、行政が分からないのだろう。それは「全ての顧客を狙った商品は、誰からも必要とされない」ということが分かっていません。
分かりやすい例を一つあげましょう。勤務時間外の保護者のクレームを延々と聞いて、対応しているのは、セグメンテーション、ポジショニング、ターゲティングが何もしていないということです。
みなさんの読んだことのある改革案の中で、顧客を想定しているものがありましたか?ないでしょ?ちなみに、私は、常に、イノベーターとアーリーアダプターです。そして、それがごく一部であることを自覚しています。でもね、「一人も見捨てないことは得だ」というスーパーテクニックを加えています。