AI・ロボットが活躍する脱工業化社会で生き残るには、ニッチで個性的な能力を育てる必要があります。そのことをある方と議論しました。その方が、「どうしたら、そのような能力を育てられるでしょうか?」と聞いたので、瞬時に、「ほっておけばいい」と応えました。
ニッチで個性的な能力を育てるためには、その子がそれを磨き続けなければなりません。中途半端では駄目です。ビックデータで磨けるような能力ではAIに勝てません。ニッチでトレビアな知識・技能を長期にわたって収集し、考え、磨かなければなりません。そのためには何が必要か?そりゃ、その子がそのことが好きであることに尽きます。その子が何が好きと感じるかは、その子にしか分からないことです。だから、ほっておけばいい。
ところが工業化社会人は基礎的・基本的な学力の保証という一見よさげで、実際は脱工業化社会では価値のないものを学ぶことを強います。困ったのものです。
追申 「ほっておけばいい」と言って、その意味を説明した後に「ただし、大部分の子どもはニッチで個性的な能力を獲得することは困難だ。では、どうしたらいいか?そりゃ、ニッチで個性的な能力を獲得できる人とつながることだ」と補足しました。