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学力の経済学

 学力の経済学(https://amzn.to/3868TCJ)を久しぶりに読み直しました。読みやすいし、気持ちのいい本です。著者の考えに共感します。読んでいない方がおられたら、お勧めです。少人数教育は有効か?教員研修は有効か?など教員の方には興味深い問いに対して、ある結論を提案しています。ただ、教育には様々な要因が関わるので著者ほど断言できないのではないかと思っています。しかし、原典に当たっていないので何も言えません。しかし、エビデンスによって議論がすすむことは大事だと思います。反論はあるでしょう。しかし、相手方に比肩するエビデンスを用意しなければならないと思います。

 文部科学省と財務省の議論が学術的なエビデンスで進めるべきと思います。

追申 読みながら『学び合い』と比較してしまいます。両者ともエビデンスベースです。でも、学力の経済学は学力試験の点数等などを用いています。つまり、学力がつくのはどうやったらいいかというのが基本的な考え方です。でも、『学び合い』は一生涯の幸せです。一人一人の幸せは多様です。そして流動的です。だから、アウトプットの変数には出来ません。だから、幸せでは無く、幸せを実現する手段の獲得を評価しています。それは、多様で多数の人の繋がりだと考えています。その基礎として、子ども同士の言動を用いています。