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ホッとする

 家内は真面目です。手を抜けばいいのに、と思うのですが手を抜けないタイプです。私と結婚する前は幼稚園の先生で、家事は母親に任せきりです。結婚の際、家事に専念したいと言われました。
 毎日、洗濯します。毎日、掃除をします。天気の日は毎日布団を干します。私の服は、いつもアイロンがけしています。
 私の母は共稼ぎでした。がんばっていたということは今は分かります。朝、夕の食事は母の料理ですし、高校時代の弁当は母が作ってくれました。ありがたいことです。家内の家に最初に行ったとき、食事を食べたとき、鍋のだしが何だとふと言ったとき、「こいつはまともな食事を出す家庭で育ったんだ」と思われたようです。
 専業主婦の家内の食事は美味しいです。出張から帰って、家内の味噌汁を飲むと、帰ったなと思います。それは家内の母がちゃんとした食事を食べさせ続けたのでしょう。息子には「お前が食べている食事は、普通の食事と思うなよ」と中学校以降、教えました。ま、大学進学で東京に行って分かったみたいです。
 という、家内ですので。熱中症にならないか心配です。
 本日の晩酌の際、昼食の後、昼寝をして、宅急便の人に対応するのに、ちょっと時間がかかったことを笑いながら話している家内を見て、ホッとしました。主婦として、緩急をやっている、と。ま、専業主婦を役30年しているのですから当然かも知れません。しかし、私は真面目な家内が心配なのです。家内は私の仕事に口を出しません。私も口をを出すべきでは無いと思っています。でも、心配です。だから、安心です。

追伸 まともな食事を作ってくれる母親に育てられた息子が、卵がけご飯しか知らない女性に出会ったら・・・。その女性の責任では無いですが。