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 小学校、中学校で問題を起こす子がいます。しかし、その子を含めて、卒業式で胸を張って入場すれば、やったと思えます。しかし、高校は社会の接点です。潰れる子どもはいます。その子どもに何もせず、対託するのです。この「退学」が高校教師の罰です。義務教育には退学はありません。しかし、実は小学校でも退学があり、中学校にも退学があるのです。その重さを感じて欲しい。

 私が上越教育大学に異動して、数年の時です。

 上越教育大学には全国から多くの現職教員が大学院生として入学します。飲み屋で現職員性と呑んでいるとき、隣の席で現職院生とおぼしき人たちが呑んでいました。その人達が「いいよな、高校になれば退学させてるから」ということで盛り上がっていたのです。私は頭が真っ白になり、殺したいという気持ちになりました。立ち上がった私を現職院生が止めました。そして、落ち着きました。そして理解しました。義務教育段階の先生方の多くは人生の次元で子どもを見られない人が多いことを。いや、奈落に陥る場面に立ち会わず、とりあえず進学させて満足している高校教師も同じです。
 すみません、小学校教師も、これを理解せずに、とりあえず中学校だったら、罪は同じです。