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2001-11-13

[]夢にまで見る指導教官 14:27 夢にまで見る指導教官 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 夢にまで見る指導教官 - 西川純のメモ 夢にまで見る指導教官 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今さっき、学部学生のMちゃんが私のところに来て、卒業研究の相談に来ました。例によって、何を聞かれても「Mちゃんはどう思うの」、「なんでそう思うの」とニコニコ質問するだけです。でも、しばらくすると、「あっ分かりました」と一人で答えを出して納得しました。最後に、「僕のことに質問する必要はなかったんじゃない?自分で考えればいいでしょ」と私が言って、Mちゃんがニコッと笑って、相談は終わりました。

 その帰りがけに、研究室のドアの前で振り返って、面白い話をしてくれました。「先生、夢で先生が出てきました」とニコニコしながら言いました。昨日にある課題をMちゃんに出して、それをメールで昨日中に私の送るように指示しました。ところが、昨日は大学ネットワークが不調のため、メールが送れなかったそうです。そのことが気になって、気になって眠ったそうです。そのため、夢に私が出たそうです。面白かったのは、その出方です。Mちゃんによれば、夢の中で私に出会ったので、一生懸命言い訳を私にしたそうです。ところが私は、「そう」と冷たく一言だけ言って、さっさと通りすぎたそうです。焦って、Mちゃんは私を追いかけたそうですが、私の走る速度が速すぎて、追いつけなかったそうです。「見捨てられると思って、凄く怖かった」とのことです。

 「指導教官ガンガンに叱られ怖かった」というのが普通だと思います。ところが、Mちゃんは、ガンガンに怒る私の姿を想像するのではなく、冷たく突き放す私の姿を想像したようです。きっと、何を聞かれても「Mちゃんはどう思うの」、「なんでそう思うの」とニコニコ質問するだけという私の接し方が影響があるんだろうな~と思い、Mちゃんの前で大笑いしてしまいました。(もちろん、少し反省しました)