■ [嬉しい]ご縁
OBから面白いメールを貰いました。勤務校の授業公開の際、指導主事が訪問することがありました。そのOBはあえて、我々の考え方での授業をぶつけたそうです。「あえて」と、あえて書いたのは、頭の古い(?)人だと、学び合いを理解出来ず、感情的に反発する場合があります。しかし、その危険性を理解しつつ授業したという意味です。
ところが、その指導主事は「○○先生とは初めてお会いしますが,もしかしたら上教大の西川先生のところで学ばれた方かと思い,長岡で確かめてみたらそうでした。」と言われたそうです。そこで、その方の名前を聞いてビックリしました、かなり前から我々の研究に興味を持っていただいている先生で、 親しくお付き合いさせていた先生です。翌日、その先生から「西川先生の教え子の授業を見てきました」というメールが来ました。その先生は、指導案をみてもしやと思い、その先生の知っている西川研究室のOBに確認したそうです。指導案で、出自を見破るというのもなかなかなものです。メールでは、OB及びその授業に対する賛辞がありました。ありがたく思いました。
私の方は、見附の学校に呼ばれました。仕事の内容は、研究授業を見てコメントを言うことと、講演を頼まれました。その学校には、我々の研究のファンの先生がおられます。その先生のご縁で、私に白羽の矢が立ちました。ところが、研究授業の授業者は、我が研究室を10年前に卒業した学部卒生なんです。縁は不思議なものです。さらに、講演会会場には見知った顔がいます。その会場には、私が大学で教えた人が5人もいるんです。そして、そのうち4人は、その学校に勤務している先生です。残りの一人は、11年前に卒業した西川研究室OBで、近くの学校に勤務しており、研究会に参加したそうです。
上越教育大学に勤めて19年がたちます。一つ一つの点が、線に結ばれていることを感じます。それを面にしなければと思います。