■ [頑張る]政治の季節(その2)
教師の仕事は目標の設定と評価、そして環境の整備です。個々の問題の手当をするのではなく、その問題が生じた原因を特定し、それを解決するのが環境の整備です。約2年前ほど現れた歪みの原因は、戸北西川研究室の「戸北研究室」が減少・消滅したことにあると認識しています。集団は多様で多いほど、安定することは我々の研究の示すところです。
今から約2年前に「政治の季節」というメモを書きました。その際、『数年の内に、現在、「上越教育大学とは関係ない」と思っている人の人生を変えるかもしれません。』と書きました。これを読んだ人の中で、何を意味しているかを理解していたのは私だけで、当事者も分かっていないはずです。その頃からはっきりとイメージした戦略の中の一つが昨日実現することが出来ました。関係者一同の理解と協力に、ただただ感謝します。しかし、我々が実現しようとする志に比べ、昨日の結果はごくごく小さいものです。子どもや教師を徹底的に見るという研究を通して、望ましい教員を養成し、再教育することによって、より多くの人が救われなければなりません。その志のために、まだまだしなければならないことが山積みです。