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2006-05-27

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 心理学には瞳孔分析というのがあります。人間の興味関心は瞳孔の広がり方で分かるのです。例えば、男性女性ヌード写真を見ると瞳孔が広がり、男性ヌード写真では広がりません。女性の場合は、その逆です。面白いのは、赤ちゃんです。女性の場合は赤ちゃん写真を見ると、瞳孔が広がります。ところが、男性は広がりません。ところが、ところが、自分の子どもがいる男性は瞳孔が広がります。これは、実感します。出張で家を離れたとき、息子と同じような子どもを見ると、「かわいいな~」と思い見とれてしまいます。私は息子が生まれる前から子ども好きの方でしたが、生まれてからは子どもを見ると我が息子を見るようです。

 昨年、あるゼミ生から、子どもが授かったということをゼミの最後に報告を受けました。当人は、そうとう照れていました。私は、その言葉を聞いたとたん、うれしくて、うれしくて、涙がボロボロでました。そのゼミ生は、独身大学院に現職派遣で入学し、在学中に結婚し、そして、在学中に懐妊しました。なぜ、ボロボロとうれし涙が出たかといえば、その方の気持ちを想像したからです。私の場合、33歳で結婚しました。でも、なかなか子どもを授かりませんでした。ありとあらゆる神仏に拝みました。あきらめかけた6年目の9月に、子どもを授かったことを知りました。うれしくて、うれしくて、腰を抜かし、ボロボロと泣きました。その時の気持ちは、今でも忘れません。我々の夫婦と同様に、決して若くはない懐妊です。待ちに待ったお子さんだと思います。だから、そのゼミ生の方から子どもを授かったと聞いたとき、うれしくて、うれしくて泣きました。

 以前、ある結婚式に招かれたとき、「人の幸せを喜ぶためには、自分が幸せにならねばならない。だから、人のためにも、幸せにならなければならない。」と祝辞を述べました。昨日、Kさんはお子さんを出産されました。親ばか出産直後のお子さんの写真を送っていただきました。メールタイトルは「生まれました~!!」です。メールでは「じじくさい」と書かれていましたが、添付された写真には、驚くほどキレイ赤ちゃんが写っていました。私は、Kさんを心より祝福します。お子さんの出産はもちろんですが、人が懐妊したこと、人が出産したことを心より喜べる人になれたことを祝福します。

 我がゼミ生に告げます。Kさんがお子さんを出産し、母子共に健康です!

追伸 家内に教えたら、家内も大喜びです。しかし、現実的な女性です。「これから大変なのよね~」と言いました。そうです。産院の1週間は、いたれりつくせりの夢の1週間です。でも、家に帰れば、現実世界です。これから、幼稚園保育園に行くまでの時間は、大変な~、時代です。本当に不思議な時です。だって「地獄天国」を感じるなんて、あの時代以外あり得ないと思います。ふれ~、ふれ~・・

追伸2 息子と同じ5月生まれです。5月生まれの子どもは、美しく、賢く、そして、なにより優しい子になります!