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2007-03-12

[]志 22:04 志 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 志 - 西川純のメモ 志 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 学び合いを生じさせることは本当に簡単です。邪魔をしなければ良いだけのことです。でも、旧来の教え込みの先生には辛い2週間でしょう。でも、「面白そう」と思える人、また、力があるので「駄目でも、何とでもなる」と思える人だと簡単です。でも、限りなく一人残らず全員が学び合いに入るためには、学校観が大事です。「みんなで高まる」これを本当に信じられるかが大事です。それが不十分だと、30人中25人は学び合うが、学び合いに入れない子が数人生じると言うことが起こります。さて、この後には何が必要でしょう。それは「志」だと思います。自分が想像できる理想のクラスの姿です。もし、クラスの大多数の子どもが学び合うことレベルが理想であれば、それで満足します。クラス全員の子どもが学び合うことレベルが理想であれば、それで満足します。そして、それ以上に行かないかもしれません。それを乗り越えるためには、現状の学校では想像できないような理想の姿を、リアリティのある目標(志)として思えるかだと思います。

 私は実践家ではありません。しかし、多くの実践家が夢想だにし得ない、そして訳知り顔の実践家が鼻であしらわれるような、夢のクラスをリアリティのある姿を描くことが出来ます。そして、しつこく実践家に語ります。だって、私には出来ないことを出来るのは実践家なのですから。

 ただし、私のゼミに関しては、私は実践家です。

[]大事なこと 22:04 大事なこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大事なこと - 西川純のメモ 大事なこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 我々の考えに共鳴し、試みられる先生方がおられます。そのような先生方の中には、我々の本に書いた子どもの姿の指標を追い求められているかたがいます。しかし、それは大事なことではありません。個々の姿は、考え方の影にすぎません。我々の考え方を心に抱き、自分で考えてください。そして、子ども幸せか否かで判断し下さい。『学び合い』では一人一人、全員が自分にとって幸せになるには何をすべきかを判断できます。それ故、一人一人、全員が、可能な限り幸せになります。そのことが大事です。