■ [大事なこと]志
学び合いを生じさせることは本当に簡単です。邪魔をしなければ良いだけのことです。でも、旧来の教え込みの先生には辛い2週間でしょう。でも、「面白そう」と思える人、また、力があるので「駄目でも、何とでもなる」と思える人だと簡単です。でも、限りなく一人残らず全員が学び合いに入るためには、学校観が大事です。「みんなで高まる」これを本当に信じられるかが大事です。それが不十分だと、30人中25人は学び合うが、学び合いに入れない子が数人生じると言うことが起こります。さて、この後には何が必要でしょう。それは「志」だと思います。自分が想像できる理想のクラスの姿です。もし、クラスの大多数の子どもが学び合うことレベルが理想であれば、それで満足します。クラス全員の子どもが学び合うことレベルが理想であれば、それで満足します。そして、それ以上に行かないかもしれません。それを乗り越えるためには、現状の学校では想像できないような理想の姿を、リアリティのある目標(志)として思えるかだと思います。
私は実践家ではありません。しかし、多くの実践家が夢想だにし得ない、そして訳知り顔の実践家が鼻であしらわれるような、夢のクラスをリアリティのある姿を描くことが出来ます。そして、しつこく実践家に語ります。だって、私には出来ないことを出来るのは実践家なのですから。
ただし、私のゼミに関しては、私は実践家です。